始まったら見ようと思っていたのが「四月になれば彼女は」


週末に見に行ってきました。


*できるだけ内容に触れないように書きますが、そううまく書けないので今から見る方はご注意ください



事前に配役の年齢差などネガティブな批評を見てしまったのでどうかなと思いましたが、そういうのはあまり気にならずに見ることができました。なにより、予告で見ていた映像の美しさが見る決め手だったと思います。


それよりも、直接的なセリフや気持ちを言葉で伝えるようなことが少なかったので、「なぜこうなったのか」「何をこの人は感じていたのか」など、自分で考えることが必要でした。

正直なところ、なぜ映画の冒頭で長澤まさみさんがいなくなったのか私にはわからなかったんですもん。最後まで行っても、私には「絶対、間違いなくこれが理由」ってのは自信がない。


それでも、ウユニ、プラハ、アイルランドと美しい景色に1人佇む森七菜さんの映像は、なにか覚悟のようなものや、後悔を感じたし

過去にできなかった「抗うこと」を今やっとやっている、そんな感じに見えました。

それらの映像の後で、森七菜さんと長澤まさみさんが話をするところで泣けてしまった。

色んな思いの形があるのです。



関係なかった2人が直接会って話をして、全てを言葉にせずともわかりあっているのに

なぜこの男は直接会うことを躊躇っていたのだろうか…。


長く会っていなかった人に会うチャンスは、タイミングを逃したら二度と訪れないかもしれないのだ。逃したくないなら、思い立った時がその時。



 

 

まあ、原作はいつも通り読んでないんですけどね。