砂漠の国、エジプトにこの冬一番の寒波が押し寄せて数十年ぶりに雪が観測され、地元の人たちを驚かせています。
エジプトの首都カイロは13日、
この冬一番の寒波の影響で最低気温が平年より5度ほど低い5度まで下がり、
カイロや北部のアレクサンドリアそれに、シナイ半島の一部で雪が降りました。
砂漠の国エジプトは、冬の時期は、雨が比較的多く降りますが、国営テレビによりますとカイロで雪が観測されたのは、数十年ぶりのことだということです。
うっすらと雪化粧したカイロ近郊の街では、子どもたちが降り積もった雪の上で遊ぶ姿が見られました。
カイロ近郊に住む住民の1人は、「テレビで雪を見たことはありますが、実際に見たのは初めてです。
街全体が白くなってまるでヨーロッパにいるようです」と話していました。
エジプトの気象当局によりますと、カイロなどエジプトの各地では14日も寒さが続き、雪が降る見込みだということです。