お久しぶりの現状報告 | スペインリーガー山下裕生オフィシャルブログ

お久しぶりの現状報告

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Hola


お久しぶりです。


ずいぶん時間を空けてしまいました、皆さんお元気でしょうか?


僕は今シーズン、Almaraz F.S.(アルマラス)というチームと契約し、現在11節を終えて5位に位置しています。



前節まで首位で、つまるところ直接対決でコケてしまい順位を落とすことになりました。


現状離されていることはないため、この負けを引きずらずにこれからの試合を勝ち切る必要があります。



と、現状報告はこんなところでなぜこのチームと契約をしたのか。


いくつか要因はあります。


カテゴリーはTercera(テルセラ、上から数えて4部相当)で、以前優勝をしたToledo(トレド)と同じカテゴリー(地域が違うため、また違ったグループではあります)です。


昨シーズン、昇格させたToledoでチームとして全くいいところもなく降格し、現役引退をすることも考えました。


苦しい顔をして自分の好きなことを仕事としてやっていると言えるのか。


2部との交渉もいくつかありましたが、ネックなのはビザの手続きと生活。


今のスペイン経済、スペインフットサル界で考えるとまともに12部でプロとしてプレーすることは日本人として現実的ではなく、金銭面でも微妙なものでした。



そんなとき、Almaraz F.S.から連絡をもらいました。


僕の住んでいるところから車で通え、かかる費用もなく、給与もしっかりしている。


育成年代の指導はもともと今住んでいる地域で行っているためそれを失うこともない。


いい条件でしたが、不安要素は自分がフットサルを純粋に楽しめるかどうかでした。


もちろん、個人フットサルやワンデー大会のような楽しさではなく、シビアな環境でトレーニングに、そして試合に挑めるか。


自分の好きなフットサルに本気で向き合える環境なのか。



決め手になったのは、スペインに戻ってすぐ、会長と監督が自分の住んでいる街に足を運んでくれ、チームの構想や自分にどういった役割を求めているのか、事細かに説明をしてくれたこと。


監督の求めるチームプレーを守備、攻撃それぞれ説明され、そして僕がそこにどういったピースとしてハマるのか。



この人たちを信じてみようと思いました。



新加入の選手もいて、チームとしてのやり方を合わせることは簡単ではなく、チームメイトや監督と何度もその都度話し合い、すり合わせていきました。


監督はスペイン指導者レベル2(3で代表監督や1部リーグ監督も出来る)でありながら、その要求や信頼は今までのどのチームよりも高く、そして厳しいものでした。


停滞していた自分のプレーがさらに向上していくことを感じ、個人の結果としても現在11試合8ゴール。


今までにないペースで得点を重ね、アシストもマークしています。



チームとしてはここ2節は2連敗を喫していますが、このチームの課題は試合の入り方であり、それも徐々にではありますが修正できつつあります。


この監督と出会えたこと、僕の要求に付き合ってくれるチームメイトたちと出会えたこと。


まだ不透明ですが、もしかすると今シーズンがスペインでの最後のシーズンになるかもしれない。


そんなシーズンにこのチームに巡り合えたことに感謝して、結果も内容も追求していきたいと思います。




それではまた。


Chao