コズモ/Kozmo †
 EXTRA PACK 2016でカテゴリ化された「Kozmo」と名のついたモンスター群。
 属するモンスターは光属性と闇属性、サイキック族と機械族で構成されている。

イラストからすると、機械の発達した近未来的な世界観のようである。

TCGの公式ブログの説明や機械族モンスターのデザインを踏まえると、SF、その中でも「スター・ウォーズ」等のようなスペースオペラに属する設定のようだ。

特にキャラクターの設定や衣装や武器のデザインからしても、「スター・ウォーズ」が直接的な元ネタの一つになっていると見ていいだろう。

なお属するモンスター達の属性は、「スター・ウォーズ」における共和国・同盟軍・ジェダイ側をモチーフとしているものが光属性、銀河帝国・シス側をモチーフとしているものが闇属性となっている。

一方で海外公式ブログでの解説やカテゴリ、モンスターのカード名から「オズの魔法使い」も元ネタの一つと思われ、2つの作品を融合させたような設定になっていると考えられる。

一見関連の無さそうな2作品だが、「オズの魔法使い」と「スター・ウォーズ」も両作品の類似を指摘するファンもいる。







《Kozmo-フェルブラン/Kozmo Tincan》



効果モンスター
星1/光属性/サイキック族/攻 0/守 0
「Kozmo-フェルブラン」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのこのカードを除外して発動できる。 手札からレベル2以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。
②:自分・相手のエンドフェイズに500LPを払って発動できる。 デッキから「Kozmo」カード3種類を相手に見せ、相手はその中からランダムに1枚選ぶ。 そのカード1枚を自分の手札に加え、残りは墓地へ送る。


フェルブラン(fer blanc)はフランス語で「錫」「ブリキ」を意味する。
英語名のTinも同様の意味である。

スター・ウォーズ側のモチーフは「R2-D2」、オズの魔法使い側のモチーフは「ブリキの木こり」だろう。





《Kozmo-フォルミート/Kozmo Strawman》



効果モンスター
星2/光属性/サイキック族/攻 500/守1800
「Kozmo-フォルミート」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。
手札からレベル3以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):1ターンに1度、500LPを払い、
除外されている自分の「Kozmo」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。

英語名の「Strawman」(=ワラの男)が示す通り、モチーフはオズの魔法使いの登場人物の一人である「かかし」。

しかしイラストはかかしにしては金属的なロボットのようであり、デザイン面ではスター・ウォーズシリーズの「C-3PO」をモチーフにしている事が伺える。

日本語のカード名はラテン語で恐怖や畏怖、またカカシそのものも意味する「formido(フォルミード)」をもじったものと思われる。






《Kozmo-パーヴィッド/Kozmo Scaredy Lion》



効果モンスター
星2/光属性/サイキック族/攻1200/守 500
「Kozmo-パーヴィッド」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。
手札からレベル3以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):1ターンに1度、500LPを払い、
除外されている自分の「Kozmo」モンスター3体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地に戻し、相手に500ダメージを与える。

「Scaredy」は臆病という意味。
通常は「Scaredy Cat(臆病猫)=とても怖がりな人」という言い方で使われる。
日本名の「パーヴィッド(pavid)」も同様の意味である。

英語名は「臆病なライオン」であり、ブリキの木こりとカカシと共に「オズの魔法使い」に登場する同名のキャラクターがモデルだろう。

イラストや主人公に同行する獣人という点から、スター・ウォーズ側のモチーフはチューバッカだと思われるが、劇中の彼はむしろ勇敢な性格である。








《Kozmo-ドロッセル/Kozmo Farmgirl》



効果モンスター
星3/光属性/サイキック族/攻1500/守1000
「Kozmo-ドロッセル」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。
手札からレベル4以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、500LPを払って発動できる。
デッキから「Kozmo」カード1枚を手札に加える。


このカードが紹介されたTCGの公式ブログでは、以下のような説明文が添えられている。
2つ目にある「ロボットの相棒」が、イラストにある犬なのだろう。

二つの太陽TopekaとWichitaの星系の星で水耕を営む少女。
密かに冒険を夢見ている。

意外にも高い機械技術を持ち、ロボットの相棒を作っただけでなく南の国の故障した戦闘機を修理・改造して自分の専用機スリップライダーを作り出した。

元ネタの一つは映画「スター・ウォーズ」の主人公であるルーク・スカイウォーカーとアナキン・スカイウォーカーか。
共に二つの太陽を持つ惑星タトゥイーンで育ち、卓越した機械技術を持つ上、冒険を夢見ている。

また、ルークは農場で働き、アナキンは故障して廃棄された機械から集めた部品でドロイド(ロボット)のC-3POやポッドレーサー(レース用の乗り物)を製作した。
さらに、「オズの魔法使い」のドロシーも元ネタと考えられる。

ドロシーも農場で働いており、愛犬であり相棒ともいえるトトと共にカンザス州で生活している。
また、カンザス州にはTopekaとWichitaという町があり、二つの太陽の名前はここから来ていると考えられる。

英語名の「farmgirl」は「牧場の少女」を意味する。
上述のドロシーに由来する名前だろう。





《Kozmo-ダーク・ローズ/Kozmoll Wickedwitch》

効果モンスター
星4/闇属性/サイキック族/攻1900/守 300
「Kozmo-ダーク・ローズ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。
手札からレベル5以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):1ターンに1度、1000LPを払って発動できる。
このターン、このカードは戦闘・効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。


英語名の「Wicked(ウィキッド、ウィケッド)」とは、英語で「邪悪な」「悪い」の意味。《Kozmo Goodwitch》と対になっている名前である。

TCGの公式ブログでは、二人の人物への取材という形式でこのカードが紹介されている。

それによると、魔女には善い魔女と悪い魔女がおり、どちらかは分からないが魔女の一人が星系内の惑星を回って人々を恐怖に陥れているらしく、カドリングの国では銀の靴が代名詞になっているようだ。

カドリングとは「オズの魔法使い」で善い魔女グリンダが治める国である。

カテゴリ的に問題はないが、英語名は「Kozmo」ではなく「Kozmoll」である。
手に持つ武器のデザインや衣装は「スター・ウォーズ」に登場するシスの暗黒卿「ダース・モール」に酷似しており、それにちなんだ「moll」であろう。

上記のシスは悪の道に堕ちた存在としてジェダイの対に位置づけられており、このカードもジェダイがモチーフであろう《Kozmo Goodwitch》と対の属性、カード名を持つ。
ちなみに「オズの魔法使い」の登場人物には「善い魔女」と「悪い魔女」がおり、それぞれをジェダイとシスに重ねているのだろう。








《Kozmo-シーミウズ/Kozmo Soartroopers》



効果モンスター
星3/闇属性/サイキック族/攻1000/守1000
「Kozmo-シーミウズ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。
手札からレベル4以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):1ターンに1度、1000LPを払い、
自分の墓地のサイキック族の「Kozmo」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

マンドリルのような顔と、背中に翼を持つ事から、『オズの魔法使い』側のモチーフは西の悪い魔女の手下である「空飛ぶ猿」であろう。

『スター・ウォーズ』側のモチーフは、黒装束に身を包んだ敵兵である「TIEファイター・パイロット」と思われる。

兵装の形状や英語名からすると、帝国の兵士「ストーム・トルーパー」及びその前身である「クローン・トルーパー」も元ネタであると見られる。

カード名の「シーミウズ」は、英語でサルや類人猿を意味する「Simian(シミアン)」と、ラテン語でカラスを意味する「Corvus(コルウス)」を組み合わせていると思われる。
英語名の「Soar」は英語で「飛翔」「滑空」などを意味する。








《Kozmo-グリンドル/Kozmo Goodwitch》



効果モンスター
星4/光属性/サイキック族/攻1800/守1000
「Kozmo-グリンドル」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。
手札からレベル5以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):1ターンに1度、500LPを払い、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。

このカードが紹介されたTCGの公式ブログでは「砂漠の惑星の軌道上で誇り高き戦士が邪悪なる軍勢の手から逃れた…」といった意味の一文が添えられている。

「スター・ウォーズ」側の元ネタは、劇中で主人公を導くジェダイの騎士であろう。
緑色の肌に尖った耳を持つ点は「ヨーダ」、白い着物のような服の上に茶色の外套を羽織っている点は「オビ=ワン・ケノービ」がモデルと思われる。

「オズの魔法使い」側の元ネタは、善い魔女「グリンダ」だろう。
原作ではドロシーが故郷へ帰る方法を問うために最後に会いに行く南の魔女がグリンダであるが、1939年の映画版ではドロシーが最初に出会う北の魔女がグリンダである。











《Kozmo-スリップライダー/Kozmo Sliprider》



効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2300/守 800
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル4以下の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。

TCGの公式ブログによると、スリップライダーは最高級の精密射撃精度を誇る宇宙戦闘機で、ドロッセルの専用機とのこと。
宇宙と大気圏内両方に対応するが、星系間を移動するために必要な超光速巡航機能は持たないという。

ドロッセルの専用機で赤い機体であることから、「オズの魔法使い」としての元ネタはドロシーの靴(Slipper)だろう。
なお、原典の小説では銀の靴であったが、1939年の映画版ではルビーの靴になっている。

一方「スター・ウォーズ」側の元ネタは、《Kozmo-ドロッセル》の元ネタのひとつと考えられるルーク・スカイウォーカーが作中で駆った宇宙戦闘機「Xウイング」だろう。







《Kozmo-ダーク・エルファイバー/Kozmoll Dark Lady》



効果モンスター
星5/闇属性/サイキック族/攻2200/守1800
「Kozmo-ダーク・エルファイバー」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。
手札からレベル6以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):1ターンに1度、このカード以外のモンスターの効果が発動した時、
1000LP払って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。

《Kozmo-ダークプラネット》と同時に登場した事や英語名がKozmollになっている事、顔を覆うマスクの存在を考えると、「スター・ウォーズ」側の元ネタは「ダース・ベイダー」と思われる。
エピソード4~6に登場したシスの暗黒卿であり、シリーズを象徴する悪役の一人である。

「オズの魔法使い」側のモチーフは恐らく「西の悪い魔女」だろう。
主人公ドロシー一行に多くの刺客を差し向けたが、最期はドロシーに弱点である水をかけられたことで倒された。

「ダーク・エルファイバー」という日本語のカード名は「オズの魔法使い」を原作としたミュージカル「ウィケッド」における西の悪い魔女の名前「エルファバ」をもじって「ダース・ベイダー」のような語感にしたものと思われる。









《Kozmo-デルタシャトル/Kozmo Delta Shuttle》



効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻2000/守2000
(1):1ターンに1度、デッキから「Kozmo」モンスター1体を墓地へ送り、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象して発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力は、墓地へ送ったモンスターのレベル×100ダウンする。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル4以下の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。

モデルは映画「スター・ウォーズ」に登場する「ラムダ級インペリアル・シャトル」と、その派生作品「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」に登場する「V-19 トーレント・スターファイター」だろう。








《Kozmo-ドッグファイター/Kozmo DOG Fighter》




効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2000/守2400
(1):自分・相手のスタンバイフェイズに発動できる。
自分フィールドに「ドッグファイタートークン」(機械族・闇・星6・攻2000/守2400)1体を特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル5以下の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。


TCG公式ブログでは一体ではほぼ無害だが、一度見つかればパイロットに増援を呼ばれてしまい厄介な相手になる事、小型で小回りが効くため攻撃を当てにくい反面、大型レーザー砲や大気圏突入用のシールドを装備できない事などが説明されている。

また、搭乗しているのは《Kozmo-シーミウズ》らしい。

イラストにもあるように物量作戦をとる事、極めて軽装の機体である事から、元ネタはスター・ウォーズに登場する帝国軍の主力宇宙戦闘機「TIEファイター」だろう。
デザインとしては同作品の「ヴァルチャー・ドロイド」も参考にしていると思われる。







《Kozmo-ランドウォーカー/Kozmo Landwalker》




効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2400/守1200
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「Kozmo」カードが戦闘または相手の効果で破壊される場合、
代わりに自分フィールドの「Kozmo」カード1枚を破壊できる。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル5以下の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。

そのカード名やイラストにおける足の長い外見から「スター・ウォーズ」としての元ネタは「スノーウォーカー」とも呼ばれる帝国軍の地上用兵器兼兵員輸送艇「AT-AT(All Terrain Armored Transport)」だろう。

ただし、蜘蛛に似た形状をしている点は同シリーズで独立星系連合軍が使用する自律式の地上用兵器OG-9ホーミング・ドワーフ・スパイダー・ドロイドに近い。

「オズの魔法使い」側の元ネタは、森の大蜘蛛だと思われる。
森のライオンを何匹も襲い、最終的には臆病なライオンに倒される。








《Kozmo-ダークエクリプサー/Kozmo Dark Eclipser》



効果モンスター星9/闇属性/機械族/攻3000/守2600
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):罠カードが発動した時、自分の墓地から「Kozmo」モンスター1体を除外して発動できる。その発動を無効にし破壊する。
(3):このカードは戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキからレベル8以下の「Kozmo」モンスター1体を手札に加える。

「エクリプス(Eclipse)」とは「食(蝕とも)」の事で、ある天体が他の天体に覆い隠され見えなくなる現象の事である。
「日食」・「月食」・「星食」等がこれに該当する。
この場合は「(天体を)食するもの」という意味だろうか。

三角形を思わせるシルエットや特徴的な艦橋から、映画「スター・ウォーズ」シリーズの派生作品に登場する銀河帝国の宇宙戦艦「エクリプス級スーパー・スター・デストロイヤー」がモチーフと思われる。
名前に「エクリプス(Eclipse)」を含む点でも共通している。






《Kozmo-ダークシミター/Kozmo Dark Destroyer》



効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻3000/守1800
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(2):このカードは相手の効果の対象にならない。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル7以下の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。

元ネタはスター・ウォーズに登場するダース・モールの宇宙船「シミター」だろう。
白と灰色を基調としたカラーリングやコクピット両側に取り付けられた主翼といった特徴が酷似している。
オズの魔法使いとしての元ネタは東の魔女が使用していた銀の靴及び箒だと思われる。









《Kozmo-ダークプラネット/Kozmo Dark Planet》


特殊召喚・効果モンスター
星10/闇属性/機械族/攻4000/守4000
このカードは通常召喚できない。
レベルの合計が10以上になるように、手札の「Kozmo」モンスターを除外した場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):魔法カードが発動した時、自分の墓地から「Kozmo」モンスター1体を除外して発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル9以下の「Kozmo」モンスター1体を手札に加える。

英語名やイラストから、スター・ウォーズに登場する銀河帝国軍の惑星型要塞兵器「デス・スター」が元ネタのカードであると思われる。
イラストでは球体の周りを城塞のような金属枠が囲っており、「オズの魔法使い」側のモチーフである「西の魔女の城」の要素も多少含まれている。

人工惑星のモンスターとしては、《CNo.9 天蓋妖星カオス・ダイソン・スフィア》をも上回る高いステータスを持つ。
一体どれほどの大きさなのか非常に気になるところである。









《Kozmo-フォアランナー/Kozmo Forerunner》


効果モンスター
星7/光属性/機械族/攻2800/守1400
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。
自分は1000LP回復する。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル6以下の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。

TCGの公式ブログによると、フォアランナーは銀河で最もよく知られている重火器、超光速移動能力、小型船の発着場を効果的に組み合わせた宇宙船で、貿易交渉やVIPの安全かつ快適な輸送を内密に行うのに最も優れているらしい。

その銀河における知名度を示すかのように、そのカード紹介記事のタイトルは「君はフォアランナーを知らないのか?(You’ve Never Heard of the Forerunner?)」というタイトルであった。
このタイトルは「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」における「ミレニアム・ファルコンを知らねえのか?(You've never heard of the Millennium Falcon?)」というセリフのパロディであり、元ネタのひとつとされるスター・ウォーズとの繋がりを感じさせる。










《Kozmo-エメラルドポリス/Kozmotown》


フィールド魔法
(1):1ターンに1度、除外されている自分の「Kozmo」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻し、自分はそのモンスターの元々のレベル×100LPを失う。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札の「Kozmo」モンスターを任意の数だけ相手に見せ、デッキに戻してシャッフルする。
その後、自分はデッキに戻した数だけデッキからドローする。
(3):フィールドゾーンのこのカードが効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「Kozmo」カード1枚を手札に加える。

このカードが紹介されたTCGの公式ブログでは「銀河帝国歴1900年、不釣合いな仲間達が共に素晴らしくも圧倒される宇宙の旅に旅立つ…」といった意味の一文が添えられていた。

Kozmoの元ネタを『オズの魔法使い』とする説があるが、もしそうだとすれば銀河帝国歴1900年とは、『オズの魔法使い』の初版の発行年(西暦1900年)に因むのかもしれない。
また、同じく元ネタとされる映画『スターウォーズ』の舞台は銀河帝国が生まれてから19年後の世界であり、こちらともかけている可能性がある。

『オズの魔法使い』にはこのカードのカード名と同じくエメラルドの街と呼ばれる都市が登場しており、それがこのカードのモチーフと思われる。
また、イラストに描かれている都市の景観は『スターウォーズ』に登場する銀河共和国・銀河帝国の首都惑星コルサントに酷似している。










《Kozmo-レイブレード/Kozmo Lightsword》


装備魔法
サイキック族の「Kozmo」モンスターにのみ装備可能。
「Kozmo-レイブレード」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):装備モンスターは、攻撃力・守備力が500アップし、
1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃でき、
守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、800LPを払って発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。

元ネタは、スター・ウォーズに登場する武器「ライトセーバー」だと思われる。
イラストの構図のモチーフは、「エピソード1 ファントム・メナス」の終盤でダース・モールがクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービの2人と戦いを繰り広げたシーンだろうか。
TCG公式ブログではレイブレードとそれを生み出す魔女の杖について以下の設定があることが明かされている。

魔女同士の戦いにおいて派手な爆発を起こすような呪文を使う事が野暮である、あるいは有効でない場合によく使われる。

他のレイブレード以外であれば何でも斬る事ができる刃を杖から生成する呪文である。

農場労働者にして類稀なる機械工学の天才が既存の科学技術でレイブレードを再現したと噂されている。

杖1つにつき呪文は1つしか使えないため、簡単な移動呪文を使うためにもう1本杖を持つ魔女もいる。










《Kozmo-エナジーアーツ/Kozmojo》




通常罠
「Kozmo-エナジーアーツ」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「Kozmo」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、相手のフィールド・墓地のカード1枚を選んで除外する。

英語版のカード名は「Kozmo」と「Mojo」を合わせたものだろう。
「Mojo(モジョ、モージョー)」とは呪術や黒魔術、あるいはお守りやおまじないを意味する英単語である。

スター・ウォーズ側の元ネタとしては、作中で幾度か見られる「フォース」で首を絞めるシーンだろう。
映っている腕には特徴的なメーターやボタンの様な物が見られる。
これは「ダース・ベイダー」の腕と酷似しているため、恐らく《Kozmo-ダーク・エルファイバー》の腕だろう。
設定上では「フォース・グリップ」「フォース・チョーク」といった呼称が存在し、ダース・ベイダーも劇中で何度かこの技を使用している。
特にダース・ベイダーは劇中で部下が失態を犯したと見るやこの技で即座に処刑するという場面が何度も描かれており、自分のモンスターを破壊する効果はそれを元にしているのかもしれない。
上述の「Mojo」から、オズの魔法使い側の元ネタとしては魔女が操る魔法で、それをフォースと重ね合わせていると思われる。









《Kozmo-エピローグ/Kozmourning》




永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分の「Kozmo」モンスターが戦闘で破壊したモンスターは
墓地へ送らず持ち主のデッキに戻す。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、自分の「Kozmo」モンスターの戦闘で
自分が戦闘ダメージを受ける場合に1度だけ、
代わりにその数値分だけ自分のLPを回復する。


イラストは、マスクが外れて横たわる《Kozmo-ダーク・エルファイバー》と、悲しげな表情でそれを見つめる《Kozmo-ドロッセル》という構図である。
上記の「mourning」の意味と、この二人のスターウォーズ側の元ネタを考えると、エピソード6のラストシーンが元ネタだろう。

構図の関係上やむを得なかったと思われるが、海外で誕生したカードにしては珍しく女性の胸部の隆起がはっきりと描写されている。

《Wikiより引用》




今回はKozmoを取り上げてみました。
要領の都合で写真がところどころ無いですが
その点はお見のがしください。
《スターウォーズ》《オズの魔法使い》は見たことないのでよくわかりませんでした…。







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