【 国家試験そして卒業 】
さて、助産実習が終わった からと言って気を緩める訳にはいきません
実習が終わるとすぐに、2月の国家試験に向けての勉強が始まります
試験までの2ヶ月は、実家の母や旦那の更なる強力サポートを受け、勉強に専念させてもらう事にしました
大学の先生にお願いして講義室を自習用に解放してもらい、年末年始も学校に缶詰。
クラスメート達と朝から晩まで国家試験の勉強
ここでまた私の中には焦りが・・・
20歳近くも違う彼女達は、飲み込みも早く記憶力も良い。
彼女達が1~2回読めば覚えられる事も私は4~5回読まないと覚えられない
これで試験に間に合うのか
だからこそ、周りの人以上に勉強しなければなりませんでした
ラストスパートでは1日12時間ぐらいは勉強したでしょうか
子ども達を寝かしつけながら一緒に寝て、朝方から勉強。
私が隣に寝ていない事に気付き、子ども達が夜中に起きてくる事も
『お母さん、勉強頑張ってたな』と何となく当時の事は今でも覚えてくれているようです
この2ヶ月が、一生で一番勉強した時期かも知れません
そしていよいよ国家試験
看護学科80数名、マイクロバスを借りて試験会場の福岡へ向かいました
連日の試験なので、全員ホテルに泊まり込み。
泊まりで試験を受けに行けたのも、協力してくれる家族がいてくれたからこそ。
試験当日、携帯の留守電には子ども達から 『ママ、試験頑張ってね』 のエールが入っていました
それを聞いて涙が出ました。
これまでの4年間の事が走馬灯のように蘇ります。
ようやくここまで来たんだ~
私も頑張った、子ども達も支えてくれた旦那や実家の母も、みんなで頑張った
あとはやるだけ
でも過ぎた事は仕方ない、自分なりに全力を尽くして臨んだんだから。
気持ちを切り替えて、結果が出るまで家族とゆったり過ごしたり、年の離れたクラスメートと卒業旅行に行ったりして過ごしました
そして結果発表当日。
朝からクラスメートの家に集合してパソコン前でスタンバイ。
いよいよ発表時間
皆で番号を読み上げ合否チェック・・・
結果は・・・見事全員合格
私は晴れて、看護師・保健師・助産師の国家資格を手に入れました
そして、更にサプライズが。
卒業式で、医学部長賞を授与されました↓
子ども達、旦那、実家の母、色んな人の助けを借りながら進んできた4年間。
この盾は、家族全員で掴んだ宝物です
死ぬまでに何か一つ、自分が人に誇れるものを挙げよと言われたら、
家族全員で頑張ったこの4年という期間 だと思います。
国家資格を手に入れたと言ってもまだまだペーパードライバーでしかありません。
卒業してからが本番。怒涛の助産師生活が、ここからスタートします
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