フジテレビ系バラエティー「ほこ×たて」(日曜午後7時)の20日放送分で不適切な演出があったとして、同番組の27日以降のレギュラー放送を休止している同局が28日、指摘された「動物虐待疑惑」が事実だったことを日刊スポーツの取材に対して明らかにした。

疑惑は、番組出演者でもある模型メーカー勤務の広坂正美氏が指摘して発覚した。

広坂氏は23日に勤務先のHPに同番組についての告発文を掲載。20日放送の同番組で捏造(ねつぞう)があったと記す中、昨年10月21日に放送されたラジコンと猿との対戦にもさかのぼり、番組側による動物虐待疑惑も告発。

「猿がラジコンカーを怖がって逃げてしまうので、釣り糸を猿の首に巻き付けてラジコンカーを引っ張り、猿が追い掛けているように見せる細工をしての撮影でした」。

※『ほこ×たて』ラジコンVS猿の動画(YouTube)

フジテレビは、同疑惑についてこの日、調査途中とした上で、事実だったとし「動物に大変配慮の欠けた行為に深く反省しています」とコメントした。

また、11年10月にも、タカがラジコンカーを追いやすいように、広坂氏に「ゆっくり走って」と要求していたことも事実とした。

同番組については、20日放送の2時間スペシャル「絶対命中スナイパー軍団VS絶対逃げるラジコン軍団」で、3人のスナイパー(狙撃手)とラジコンボート、ヘリコプター、カーの3台が対決。

収録では1番手のボートが3連勝し、ラジコン軍団の圧勝だった。

しかし、放送では番組側の演出で「接戦」に捏造されていたと広坂氏が告発。

24日にフジテレビが事実関係を認めていた。

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『ほこ×たて』打ち切り決定!ヤラセ発覚の次は動物虐待も判明!!猿の首に釣り糸を巻き付けていたことを認めた!