マツコ・デラックスがMCを務める深夜のバラエティ番組『マツコの日本ボカシ話』(TBS系)が、第2回の放送を前に突然休止となり、話題となっている。

同番組は、マツコがホスト役となり、各業界の関係者にテレビでは言いにくい裏話を顔にボカシを入れて話してもらうというもの。

22日深夜には第1回が放送され、生命保険会社のいわゆる生保レディが2人登場。顔にはボカシが入り、声も変えられた状態で「契約を勝ち取る裏テクニック」として枕営業により契約を結んだ経験や、給料事情などが語られた。

さらに、ネット上の保険業界専用の掲示板には枕営業をしている生保レディの情報が書き込まれていることなども明かされ、マツコが「やっぱりエロいわ」「これもうテレビで言えない」と驚愕するシーンもあった。

第2回は、29日深夜に銀行員の暴露トークが放送される予定だったが、番組ホームページに「『マツコの日本ボカシ話』の全編ボカシという表現・演出方法には、局の内規に抵触するおそれがあることから、一旦、番組の放送を休止し、表現・演出方法の再検討を行います」というお知らせが載り、休止が明らかとなった。

これに対してネット上では「裏話をぶっちゃけすぎて、生保会社からクレームがきたのでは?」という声や、先日バラエティ番組『ほこ×たて』(フジテレビ系)でヤラセが発覚し、現在は放送休止になっていることから「これもヤラセだから、バレる前に先手を打っただけ」など、さまざまな憶測が飛び交っている。

「そもそも、TBSは全編ボカシが問題になったからと説明していますが、他にもこういった演出をするケースはありますし、内規に抵触するかどうかは事前打ち合わせの時点でわかるでしょう。

番組では当然社名も伏せていましたが、『○富町のスーツ屋に営業に行った』『八丁堀の焼き鳥屋に誘われた』など具体的な地名が出ており、ネット上ではその生保会社を特定する動きが見られるなど、かなりキワドい内容だったことはたしかです。

実際、保険会社や銀行などは多くの番組スポンサーになっているだけに、圧力をかけやすいという構図も理解できます」(芸能ライター)

番組では、最後に『広い生保業界のほんの一部のボカシ話です』とフォローしたものの、生保レディ全般のイメージを損なうと判断されたのかもしれない。

『ほこ×たて』では、番組出演者の告発によってヤラセが発覚し、さらに過去の放送についても過剰演出が明らかとなっているが、そういったヤラセの可能性は本当にないのだろうか。

「いや、このタイミングでの休止発表というのは、やはり『ほこ×たて』の影響があるのではないでしょうか。

以前には『あいのり』(フジテレビ系)や『ぷらちなロンドンブーツ』(テレビ朝日系)でも問題になりましたが、素人や無名の芸能人を仕込んである設定を演じさせるというのは、ヤラセの常套手段ですからね。

『日本ボカシ話』についても、本当に枕営業の経験があり、しかも顔にボカシが入るとはいえそれをテレビで話すことを承諾してくれる生保レディを探して交渉するより、まったく関係のない素人を使ったほうが、コストも手間もかからずに制作できます。

トーク内容をつくるために関係者に取材はしていると思いますが、実際にマツコの前で話すのは劇団員など違う人物という可能性はありますね。

ただ、仮に本物の生保レディだとしても、その話が実話かどうかというのは限りなくグレーに近いですが…」(同)

一部では、TBSはあくまで休止の理由は内規の抵触であって、クレームについてはお茶を濁し、ヤラセ疑惑については否定しているとも伝えられている。

釈然としないような気もするが、同番組は深夜ならではのゆるさと暴露っぷりが好評だっただけに、休止を惜しむ声が多いのは残念なところだ。

視聴者としては、ただ単にヤラセがなくおもしろい番組を見たいだけなのだが…。

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『マツコの日本ボカシ話』の番組打ち切り確定か!?生保レディの暴露でスポンサーが激怒!?ヤラセだった可能性も!?