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世田谷を拠点に活動している演劇集団です。おもに稽古の様子などを書いていきます!!       
10月5~7日に旗揚げ公演「バレンタイン」☆オリジナル脚本を使いストレートで熱い舞台をつくります。

お疲れ様です!


Valentine演出、脚本、トオル役の玉井です!


まずは、ご来場いただいたお客様、そして応援して下さった方々本当にありがとうございました!無事に千秋楽を向かえることが出来ました!


さてさて、この『Valentine』という現場、思い返せば三か月と数日。毎日稽古があったわけではありませんが、それでも毎週顔を合わせていた仲間と会えなくなるのは非常に寂しいです。


今回のテーマそれはズバリお客様が感じ取ってください(笑)というか、テーマを一つに絞るのが難しいですし、何よりその人の生き方によって感じ取るテーマは違うと思われます。


さて、今回から何回かにわけでキャラクター設定の裏情報を載せて行きたいと思います!キャストのみんなも、バレンタインを見て楽しんでくれた方も是非見て下さると嬉しいです!作者の魂を込めたキャラクター達の誕生秘話です(笑)大げさですが、是非ご覧あれ!


『Valentine』、一から脚本を書き上げてきたわけですが、一番頭を悩ませた人物はリュウオウでした。彼は強くもあり弱くもあり、優柔不断でもあり、けれど芯があります。そんな彼をどう描けば一番魅力的になるか、そればかり考えて脚本を書き上げました。リュウオウにとってガゼットの一味は本当に大切な存在です。そこに新たな仲間のブルセーヌ、そしてリュウオウのプライベートにグイグイ踏み込んでくるミラノ。リュウオウにとっての文化にまた一つ文化が交わった瞬間です。


みなさんは、自分の価値観を大きく揺さぶられたことはありますか?もしあるとしたらそれはとても貴重な体験ですよね。滅多にありません。リュウオウも悶々と悩んで悩んで悩み抜いたことだと思います。だけど、そんな彼が必死に答えを探し、そして解決しようとするその生きざまはとてもカッコいい。人生ってもがけばもがくほど面白いドラマが生まれるのかもしれません。


またそんな彼を上手くサポートしてくれるのが、安定のミラノです。彼女のキャラクター作りでこだわったことは、いかにしてリュウオウの心の弱みを突くかということ。ただ可愛いだけでは駄目。何処か茶目っ毛があって、リュウオウにない文化を持った子ではないといけなかったのです。そういう意味ではリュウオウにとって、とても新鮮に見えて、一番腹の立つ女性だったと思います。だからこそ、気になる存在でいつしか愛おしくなり、守りたいと思ったのではないでしょうか。ミラノは確かに平和な世界でぬくぬくと浸かっていました。だけど、彼女はとても素直かつ不器用な女性です。変わりたいという思いは人一倍あった。だからこそ奥義魔法すら躊躇いもなく発動させようとしたのでしょう。ミラノとリュウオウ、実は対極関係だったんですね。いずれにせよ二人とも不器用な人間です。


さて、次回はトオル、コノミ、シュンのキャラクター設定を書きます!お楽しみに!