【ご父母向け】帯が変わるという意味 | 義理と人情と心意気と・・・ときどきてきと~に2

【ご父母向け】帯が変わるという意味

久しぶりにちゃんとブログを書きます。

 

先日、本部道場 中上級クラスで、参加していた3級以上(茶色帯)の子供達の帯を全員外させました。

今日の稽古も含め、全て白帯を締めてくるように伝えてありますので、ご協力頂けますようお願い申し上げます。
白帯がなければ白い紐でも結構です。
それもなければ帯無しで、稽古するよう本人に伝えて下さい。
帯は個々の稽古の様子を見て返す予定ですが、今日の返却予定はありません。

上記のようになった理由は下記の3つです。
1、稽古がはじまる前に体操をするようになっているが、時間になっても誰1人何も言わず、おしゃべりをしたり遊んだりしていたこと。

2、田中指導員から体操のことを伝えても、返事も小さく、ダラダラ、ヘラヘラしていたこと。

3、今回が初めてではなく、何回も同じことが重なっていて、同じように言われていること。



上記のことを踏まえ、茶色帯以上の子達に伝えたことは下記のとおりです。

1、何時に始まるかが分かっていて、茶色帯誰1人として声掛けもしなければ、動こうともしないことで、まず稽古に対する姿勢、気持ちがゆるんでいる。

2、例えば審査、試合が10時からはじまるのに、10時から準備する人間はいない。

準備が出来ない=失敗することが確実である。

3、下の帯の子たちが見ていて、それで良いと思ってしまったり、見習う可能性があること。

4、根本的に茶色帯を締めている自覚がない、帯の色が変わる意味が解っていない。

5、返事、挨拶、帯に応じた姿勢(体の姿勢、稽古に取り組む姿勢、他者に対する姿勢等)が基本であり、空手の実力は関係なく、これらが下の帯の子達に見せることができないなら帯は外しなさい。


普段から子供達にはその年齢は関係なく、帯が一つでも上なら先輩であることや、先輩はただ早く生まれたから先輩なのではなく、稽古に取り組む姿勢や、返事、挨拶、そういったことが下の子達に見せることができるから先輩であって、それができないなら先輩ではないということを伝えています。

少なくとも武徳会ではただ空手が強い、ただ空手が上手なだけの人間は必要ない。

何故なら、ちゃんと返事や挨拶、様々な姿勢がちゃんとできる人のほうが一人の人間としては立派だと思うからです。

宗家はただ強いだけならゴリラと一緒と、良く仰っていました。
ただ喧嘩が強くなりたいなら、そこらへんでヤクザと喧嘩してたほうが強くなるとも。

武道を習うという意味を、中上級の子達にはあらためて見直してもらえたらと思いますし、ご父母の方々からも伝えて頂ければ有り難く存じます。

基本言っていることは変わっていないのですが、ご参考に過去の私のブログをご一読頂けますようお願い申し上げます。

 

1、2009年12月 審査の心構え

 

 

2、2016年 ある日の稽古 

こちらはちょうど今の中上級にいる子たちが写真に写っています。

皆可愛すぎて、思わず帯を返してしまいそうになりますが、まだ返しません。