日本一と言われる
名園
足立美術館に行ってまいりました
足立美術館
実業家の足立全康が生前収集した
横山大観をはじめとした名画などの美術品と
「庭園もまた一幅の絵画である」との言葉のもとに
庭づくりへの情熱を生き生きと伝える50,000坪の日本庭園が拝見出来ます
名園と名画の調和が
日々、日常に追われている私たちを
心の静寂へと導き
たっぷりと堪能させてくれます
お庭は撮影OKとの事ですので
私の撮ったお写真と感想で
共に楽しんでいただけたらと思います
まず入り口におかれましても
素敵なお庭で
思わず
歓迎の庭
奥まで行き届いたお手入れが
大切にされているさまを感じます
苔庭
斜めに生えている赤松の為の丘陵の苔の緑と
真っ白な白砂の白との対比が美しい中
黒い石の橋がアクセントとなっており
動きのある中に落ち着きのある庭園でした
それから魯山人館へと行く道に
赤松の林が素敵な景色を見せてくれていたので
美術品は撮影出来ないのでお写真はありませんが
魯山人の器
とてもとても見応えがありました
私も以前
陶芸をやっていた事があるので
あの形の造形がいかに難しいか…
何でも少しでもかじっていたら
本物に出会った時の素晴らしさが
少し
深く
分かる気がして
楽しいもんですね
何より
あの器のラインは
圧倒的なセンスだと思いました
隙のない美しさでした
道順に
漆芸が展示されていました
まさに日本の伝統工芸
蒔絵など
小さな物から大きな飾り棚まで
見応えたっぷり
素晴らしかったです
このコーナーだけでも
大分時間掛けて見入ってしまいました
まだまだ先は長いです
ここで足立翁が
いよいよ主庭へと
案内してくれています
枯山水庭
背景の山と一体化した景色に圧倒されます
広大な景色の中には
ツバメが飛び交っていたりと
自然との調和が素晴らしい
お写真では見にくいかもしれませんが
左側中央に立石が三つあります
それは険しい山をイメージされており
そこから流れる滝水がやがて大河となる
雄大な山水の趣を表しています
この山をも取り込んだ景色に
初めて観た時の感動は凄かったです
思わず「天才！！」って思っちゃったよ
生の額絵
こちらの窓から観た景色
窓枠をそのまま額縁に配されています
近づきすぎて
額縁無くてごめんなさい
鶴亀の滝
庭の奥の山に
15mの滝があります
滝の流れが
また庭園に
涼やかに動きを与えてくれています
池庭
生の掛軸
床の間に掛かる掛軸は
まさに生きた山水画
四季折々に変化していく画
なんとも贅沢
白砂青松庭
横山大観の「白砂青松」をイメージして作られた
庭園だそうです
昔から
女性と呼ばれる赤松
男性と呼ばれる黒松
これらをそれぞれ左右に配置することにより
対照的な調和美が生み出されています
素晴らしく美しい
色んな物語も込められてそうで
昔の人の発想は素敵ですね
この後
横山大観などの日本画を展示されています
展示室へ
様々な作家様方の作品には
それぞれの拘りや
その時その時の思いが垣間見れました
こんなに才能がある方にも
その時その時の思いがあるのだなぁと
改めて感じる事が出来ました
今が過去になって
今の今と繋がって
歴史となって
美しく彩りとなっていく
人生ってまさに絵画だなあ
私も怖がらず
恥ずかしがらず
その時その時の思いを作品にぶつけていけばいい
そんな
温かく背中を支えてくれる勇気をいただきました
ありがとう
横山大観の富士山
凄かったな
88歳で描いた富士山の
神々しさは
実際に肌で感じてほしいです
帰りにいっぱい絵葉書買っちゃったよ
だけど私が一番感動した作品のは無かったな
あんな構図見たことないような
大胆で奥行きがあって
喜びがあって
悲しみがあって
無念さがあって
時代があって
色んな想いが入っていたな
なかなか心が震える作品には出会えないから
行って良かった
四季でまたお庭も変わるし
展示も代わるから
また行きたいな
長々と
最後までお付き合いくださり
ありがとうございました
