続きです。

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またしても長いです。


でも、一気に書いちゃわないと気持ちが伝わらない気がして(;^_^A


もったいつける気はないので、一気に読んじゃって下さい。


始めての方はこちらから読んでもらえると分かると思います。


カットは右手で切る!



カットがなかなか上達しない人の謎



それは右手の操作に鍵が隠されていた!



というのが前回までのお話でした。



レイヤードボブをきれいに切る為の2つのポイントのうち、一つ目のシェーピング。
(美容師でない方も読んでくれてる様なので説明すると、コームで髪をとかす事です)


シェープがきちんとしていないから、カットが正確に出来ない。


そういう観点で人のカットを見ていると、大多数の人が正確なシェープが出来ていない事が分かり始めました。



我がサロンのスタッフもその類に漏れず(´;ω;`)



そこでまずはサロンで強化したのが



『セイムレイヤー』
でした。




ここで言う所のセイムレイヤーとは



全ての髪の長さを同じに切る



トレーニングの事です。



全て同じ長さにするには、髪を頭皮から真っ直ぐ90度引き出さないと切れません。



このように90度にパネルを引き出すことを


「オンベース」
といいます。



このオンベースが難しい。



まっすぐ引き出すだけじゃん!



そう言われそうですが、頭の形は丸みがある球体の様な形です。



縦に5~6㎝のパネルを90度に引き出したとしても、真直ぐ斬ると、頭の丸みの分、パネルの上と下はちょっと長く切られてしまういます。



逆の言い方をすれば


まん中が短くなる訳です。



またパネルをシェープする際に手首を返して、無意識にコームをコネてしまう癖をが付いてる人がいます。



こういう癖がついた人を、僕は


「コネクラー」
います(笑)



このコネくる事による弊害は、本人達が思っているよりも大きく、カットが上手くならない原因の半分以上はこれだと言って過言ではない。



少なくとも僕はそう思っています。



コネくる事で、パネルの上部だけが押し込まれてしまい、その部分だけがオーバーダイレクションがかかった状態になる。



そのまま切り進めばセクションの上部だけが長くなるのは、カット経験者であれば、容易に想像がつくはずです。



そしてコネクラーの最大の難点は




自覚症状がない。




だから


どうして上手くいかないのか?



全く解らないんです。



実は、これは結構大変な事でして、自覚症状がない訳だから、他人がコネくりが治るまでそばで見てあげて、直すしかありません。



そしてカット経験が長ければ長いほど



この身体に染込んだ癖は、抜けにくいのです。




コネくってる自覚がない状態で、カットを教わっても、言われた通りにやってるはずなに、見本とは程遠い形になってしまう。



「オーバーダイレクションが◯◯何ですかね?」



違いま~す




「リフト◯◯しすぎましたかね?」



多分それも違いま~す




まっすぐ引き出していると信じている、そのパネルが



コームをコネてるせいで歪んでるからです。


それを直す為に


真っ直ぐ引き出して切れるようにする為に



だからセイムレイヤーのトレーニングなんです。



オーバーダイレクションを屈指して作る複雑なスタイルではなく、グラボブでもレイヤードボブでもなく、まずオンベースを徹底的体に叩き込むために、セイムレイヤーを徹底的やることが大事なんです。



サロンのトレーニング方法も変えました。



ワンレングスとセイムレイヤーをしっかり切れる様になってから他のスタイルをやらせるようにしました。



そしてセイムレイヤーはフォームのチェックをしっかりみるようにしました。



「はい切っておいて」




「ん?切り終わった?見せて」



「だめだよ!ここはこう!」




「わかった?」




というのではなく、安定したフォームになるまでは、そばで見ていて、おかしい時は手を持って矯正しました。



真っ直ぐ引き出せる様になるまで。




切り終えたウィッグだけを見ていたら、コネて失敗したのか?それ以外の理由で失敗したのかがは分からない訳で。




原因が違うのに、ああしろ、こうしろと見当違いのアドバイスをされては、教わる方は迷ってしまいます。




それが続くとカットが嫌いになってしまう人もいます。





少なくともスタッフやg.D.Cに来てくれている人達には、カットがもっともっと面白い事を知ってもらいたい。




だからオンベースにしっかり引き出せるまでは、シェープしてるところを、見る側がちゃんと見ないといけないんだと思うんです。




そう思い、レッスンでも講習でも見方を変えました。




勿論毎日四六時中張り付いて、そばで見てるわけではないです。



その辺りについいては、またいずれ書きます^_^




g.D.Cの講習でもセイムレイヤーをベーシックコースの軸に据えて、最初に教える様にしました。



文字通り手取り足取りです。



ベテランの方には屈辱的だったかもしれません。



ある程度できると思っていた所で、まずシェープという基本動作を、手を持たれてまで矯正されるわけですから。



今でもg.D.Cのセイムレイヤーは、受講生がコームを持つ手を僕が持って



「こうです」



っていう感じで動きそのものを直します。



出来るまでやってもらいます。



出来るまで受講生の手を持ちます。



男性の手でも持ちますからw



セクハラではないです(汗)



でもセイムレイヤーを強化した結果どうだったか?



びっくりするくらいその効果は絶大でした。




それまでのような、どうにもこうにも成果が見られないという人はいなくなりました。



それどころか、最初はどうだろう?と思っていた人が、見違える程にいいカットをすることもしばしば☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆



これは講習始めて最初の頃、どうにもモヤモヤしていた僕の中の気持ちが、スッキリ晴れて行く感覚でした。




勿論技術の成長の速度は、人それぞれです。





だからベーシックコースの終わるまでに、思ったほどの結果が出ない人もいます。



ただ、やっている方向性がちゃんとした方へ向いているなら、歩みを止めなければ必ず行きたい場所へ行けると僕は信じています。




そしてセイムレイヤーは、その方向を見失わない為の指針のようなものです。



卒業して行った人と何年かして会った時に



「売上が凄く伸びたんです」とか



「カットが楽しくなりました!」とか、


「指名が倍になりました!」



なって言われると、本当嬉しい気持ちになりますね。




まあ、大分長くなったのでw「カットは右手で切る その2」はこの辺で終わりにしたいと思います。




でも

コネくりが直っても、まだそれだけじゃあセイムレイヤーは切れないんですね~(´;ω;`)




それは。。。





次回「コネくり直ったのに!?(´;ω;`)」につづく





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