ブログ今回から復活します。

よろしくお願いします。


このブログは美容師に向けた、カットについてのブログです。



基本的には今g.D.Cを受講している人、これから考えている人、過去に受講していた人に、読んでほしいと思って書いています。


もちろん全然関係ない方にも、沢山の人に読んでもらいたいです。



沢山ウィッグを切って!切って!切って!も、なかなか上達しないという人へ、少しでも役に立てば思っています。



始めての方はこちらから読んで頂けると話の流れが判るかともいます。

過去の記事

カットは右手で切る! 

カットは右手で切る! その2

コネくり直したのに (´;ω;`)

_あっち向いてホイ







ランキング参加してます。



携帯からのクリックが反映されない事がある様なので、
なるべくでしたらPCからもおねがいしますm(_ _ )m







オンベースに引き出すためのコームワークの大切さ


また引き出したパネルを、正確に切る為のシザーワークの大切さを書きました。


ここでまたセイムレイヤーに話を戻します。


セイムレイヤーっていうけど、なにそれ?


っていう人も、少なからずいるかもしれません。


とりあえずこんな感じです。



g.D.C受講生の宿題でアップしてもらったものです。


セイム1


全て同じ長さに切り揃えるトレーニングです。



ご覧のようにな~んか、締まりのない変なスタイルですw


まあ、格好悪いですよね?(笑)


全てを同じ長さに切るということは、90度に引き出したインターナル(切り口)が、頭の形と同じになる訳です。


フレームになる部分も、生え際の形になる訳です。


だから、ちっとも格好良くない。


なんでそんなカットするのか?


それは最初から読んでもらえば解ると思いますが、髪を頭皮から真っすぐ引き出すオンベースを体に覚え込ませる為です。


本来は格好いいスタイルにするには、頭の形に合わせてGやLを使いこなし、リフトやオーバーダイレクションを屈指して、カットします。



例えばこんな感じに。





これはGもLもODもリフトアップもダウンも組み合わせて、バランスを取っています。


でもセイムレイヤーは頭皮から90度に引き出して、頭の丸みにあわせて切るので、全部が同じ長さ、格好良さは考えていなく、単にパネルを引き出す為のトレーニングです。



つまりスタイルではないのです。


ここで言葉の整理


カットをする為のパネルを、上下に動かすことをリフト


前後に動かすことをオーバーダイレクション(以後OD)とします。


様々なヘアスタイルを作る為には、このODやリフトをコントロールしながら切っていきます。


ただ、コントロールするということは、何か基準が必要です。



何を基準にリフトアップなのかダウンなのか?



何を基準にODを前に後ろにかけていくのか?


その基準がオンベースだと思っています。


つまり頭皮から90°に引き出した状態。


またはODをかけていない状態

※便宜上、多少のリフトの上下があっても、ODがかかっていない状態をオンベースということもあります。基本的にはベースの真上で切る状態です。



意外とこれをちゃんと出来ないままに、複雑なカットを覚えてしまう美容師が多いのです。



基準がないままアレンジを覚えてしまうようなもんですね。




セイム1



この変な形に見えるセイムレイヤーを切る為には、ここまでに書いてきた、コームのコネくりがあったら、絶対切れません。


シザーワークがいい加減でも絶対切れません。


そしてその二つがいい加減では、もっと複雑なコントロールなど出来る訳ないのです。


つまりボクシングでいうところの左ジャブのようなものですか😃


明日の為のその1です。


このスタイルは僕がg.D.Cで教えているショートレイヤーのバリエーションです






このスタイルはある部分はしっかりオンベースですし、ある部分はODがかかっています。



でもこれを切る為には、まず絶対的な感覚としてオンベースを知っていること、そしてそれを実際に引き出せることが絶対条件なのです。


だからセイムレイヤーをしっかり練習してオンベースの感覚を身につけることで、カットがうまく行かない時に、何がいけないのかの自己分析がしやすいと思うんです。



ここでg.D.C受講生のホームワーク
をみてください。



これはさっきと同じ長さ、10cmに切ったセイムレイヤーのウィッグです。

セイム2


先ほどのウィッグと比べると、もみあげの部分が後方へ流れているのが判りませんか?



こっちは生え際の形がフレームの形に出てきています。

セイム1



このサイドのもみあげが後方へ流れるというのは、カットのトレーニングしているとよくみる状態です。


これは自分ではオンベースに引き出しているつもりでも、無意識に後方にODをかけてしまい、顔周りが少し重くなってしまっていることから、こういう状態になってしまうのです。



そしてこの状態は、g.D.Cを受講してくれる受講生の、半数以上に最初の頃みられる現象でもあります。





長くなりましたの、今日はこの辺りで。




リハビリ中ですので(笑)気長に待ってやってください。



皆様の「いいね!」がブログ更新の活力になります。


興味を持って頂けたなら、皆様の沢山の「いいね!」お待ちしています。

g.D.C



次回予告

「無意識と意識の間で♪」


無意識と意識カットに与える影響について、書きたいと思っています。


まだまだセイムレイヤー関係してきますよ~


それではまた。



お疲れ様でした!







1位を本気で狙いたいって思っています。
よろしくお願いします( ̄∇ ̄+)




携帯からのクリックが反映されない事がある様なので、
なるべくでしたらPCからもおねがいしますm(_ _ )m