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ワンデイg.D.C 19期BASICの為の「Beginning」

12月から19期BASICコース予定しています。

19期CUT BASICコースの募集
 
 
 

僕が一番最初に書いた記事です



初めての方はここから読んで下さい^^





原点に返る様な記事ですがタイトルですね^^



このところカット講習をしていて、凄く実感していることがあります。



頭の形は球体に近い形をしています。



そこから生えている髪の毛を切って、ヘアースタイルを作ろうとする場合、切った髪の毛のつながり(インターナル)が、ベースの頭の丸みに沿う様な切り口にならないと収まりが悪という事。



ベースが平面的であれば、そのベースの合わせたりする事もありますが、基本的にカットラインが直線的になる部分というのは少なく、美容師が思うよりも、直線で切られている距離は短い事が多いのです。



カットする際に、指の第2関節までで止める様にとよく言います。



それを正確にカットしていく上で、基準にしたりします。



これはここよりも奥まで切ると、テンションであったり、指の形状であったり、正確に切りにくくなるから、そこまででシザーを止めるのが良いという事ですね^^



個人差はあると思いますが、切り始めから指の第2関節あたりで切り終えるまでの距離が3~4cmくらいでしょうか?



指の短い人もいると思うので、3cm以内という事にしましょうかね^^



この3cm弱の直線をつないでいって、曲線のインターナルをを作る訳です。



コンパスを使わずに、定規だけで2~3cmの直線を重ねて角度を変えながら、円を書く事を考えてみてください^^



こんな感じで頭の形に当てはめてみます。





この数本に及ぶ直線の重なりが、カットする際のシザーの軌道と考えてみてください。



セイムレイヤーの軌道はかなり近い物がありそうですね^^



もちろんGやLのアングルによって、シザーの軌道は変わります。



ですが、頭の丸みを意識して切る以上、この動きがベースとなる訳です。



このネープに向かっている直線と、額へ繋がる直線は、角度にして180°以上変わります。


人間の体は基本構造として、球体に近い形の頭に足して、左手の角度だけでこの曲線を描く様なインターナルを作れる様な関節の構造になっていません。





肩、肘、手首、腰、膝などのすべての関節を使って、更に目で確認しながら、角度への意識を高めて初めて、丸みに合わせたインターナルを作っていく事が出来ると思います。




それでも思う様に手が動かない部分もあります。




左手は髪を切るための定規の役割もしますが、時にその定規がどうしても切りたい角度に向かない時があります。



そういう時には、左手の中での右手の役割という物が大事になる訳です。




つづく