このブログは美容師に向けた、カットについてのブログです。
カットが上手くなりたい
でもなかなか上達しない
そういう人に読んでもらえると、きっと何かの役に立つんじゃないかなぁって思って書いてます。



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(まだ新しいクラスの募集は始まっていませんm(_ _)m)
 
 

11月24日

赤レンガで今年もCOMPLEX を開催します!

3回目の今年は実は最後のCOMPLEXになります。

もうとにかく、目一杯やり切るつもりなんで、皆さん是非見に来てください。



僕が一番最初に書いた記事です↓




初めての方はここから読んで下さい^^





前回骨格について少し書きました。



最近よく講習で口にする言葉があります。




「切り口と骨格を連動させてください。」



これすっごく大事な事です。



ウィッグでそれなりに切れるのに、人間だと上手くいかない。



そういう人もいます。



これはウィッグは形に個体差が少ないのに対して、人間は頭の形に個体差がかなるので、同じ感覚で切ってると、収まりが悪くなるわけです。



どうしてもトレーニングでは、細かい誤差を修正したりするのに、身体で覚えた角度や、姿勢っていうものに頼ってしまう。



ゆえに、ベースになる骨格に個体差のある人間の場合、上手くいかない事が出てきてしまう訳です。



でも、形が変わろうが、ちゃんと切れる人は、切れる。



ウィッグだろうが人間だろうが上手に切る人は上手に切ります。




では、上手に出来る人と、そうでない人




なにが違うのか?





それは、見てる目線 が違うと思います。



まず、上手に切れる人は、格段に視野が広い



カットラインを考えながら、ベースの骨格を視界に入れています。ベースからの引き出されているパネルの角度、ベース(骨格)の角度を見ている。



そして、ただ見ているのではなく、確認が出来ている



頭皮から正しい角度で引き出されているのか?



正しい角度でハサミが入っているのか?



ODやリフト正しくできているか?



そういった事を確認したながら仕事をしているはずなんです。



では、なかなか上達しない人が




「よし!そういう確認をしよう!」



と、してですね。



頭皮を見る



パネルを見る



切り口をね、しっかり確認して



さあ!ハサミを入れよう!



ってなって



でもやっぱり、上手くいかない人は上手くいかないんです。




結果同じような失敗を繰り返すんです。




これ何でなんだろう?っていっつも考えてきたんです。



何でだと思います?



理由は沢山あると僕は思うんですが



僕は以下の理由から上手くいかないんだと理解しています。




まず上手くいかない人は、正解を見ても、それを情報として処理できていない。

(理解して消化する為の時間が足りてない)



言われたこと、見たことを、自分が出来ているかを作業しながらの確認ができていない

(自分だけでは分かりにくい事もある)



自分との違いはわかっても、実際にやってみると思うように体が動かない

(その動きを習得するための時間と反復が足りてない)



早い話が、一つの動きを習得する、一つの思考をしっかり理解するには、時間と反復が必要なんです。




まず正しい動き、視線、を知る事



そして、視線、思考をを含め、何度も反復して体に覚えこませる事


これが何より必要なんだと思うんです。



そして、身体が意思に反応し始めるまでに必要な、反復練習の数は、人によって違うって事。




す~ぐできちゃう人もいれば



人の5~10倍以上の時間と回数が必要な人もいるって事です。




でも、時間と反復が人よりかかるだけで、たいていの場合は、必要な時間と反復を重ねる事で、ある程度は出来るようになりますよ^^




逆に言うと




シェープならシェープ



シザーワークならシザーワーク



スライスの取り方だったり



すごく大事な基本動作ができていない場合



それぞれに必要な動きを徹底して反復して覚えないと、いくら目先を変えても、実際の仕事では、全く対応できないっていう事です。




そもそもの技術を行うための基礎体力がないのに、方法論を論じても意味がない訳です。




大げさな例えですが、トリプルアクセルをする為のジャンプ力のない人に、いくらコツを教えても、できない訳です。



初めてカットを覚えようとしてる人




カットをしてきたけど、なかなか上手くいかない人



そういう人達は、まず基本動作をしっかり覚える必要が有る。




先に見据えるもっともっと難しい事を身に付けたいなら、礎になる物が必要だと思うんです。




僕はそれがベーシックなんだと思っています。




ベーシックでは切り方をまず覚えます。




でもそれだけじゃ上手く切れませんから、上手く切る為に必要な事を何度も反復する訳です。




その反復のなかで、いろんな事が身についてきます。




そしてベーシックカットが一通り出来る様になった頃は、いろんな身体の動きが、身についてくる頃と言えます。



僕はよくベーシックが終わった頃に言うのですが、




「今がやっと入り口です」



「今まで学んだ事を、そのままサロンワークに使うのではなく、今度はサロンワークのベースカット用に、ベーシックを分解して組み立て直していかないといけない」




「ベーシックで学んだ事をそのままサロンワークに使うのではなく、お客様に合わせて、やりたいスタイルに合わせて、分解して構築していってください」




「その為のツールは、皆さんが学んだ中に必ずあるはずですから」



という様な話を、最後のディプロマ授与の際にさせてもらってます。




サロンワークでは削ぎも入ってきますしね^^




それを想定して、長さ設定もしないといけない。




わりと勘違いしやすいですが、ベーシックカット学んで、それをそのままサロンワークに投入してもいいスタイルになるとは限りません。



それでも、レイヤー系はかなりそのまま使える様に改良してきましたが、G系はサロンワーク様に一工夫必要です。



そういう事をg.D.C ではアドバンスコースで学ぶ場にしています。




さてさて、なんかコースの宣伝じみてきましたがwwwww



この記事の中で何が言いたかったかっていうと



何事も、何か身につけるには、それに見合った時間が必要っていう事です。



我が横浜DeNAベイスターズも、現体制になってからやっと育成にしっかり取り組んで、少しずつですが、結果が出てくるまで、4年かかりました。



まだ最下位争いしてますが、間違いなく2~3年で  Aクラス戦える人材は育ってきてます。



結果を出すには、じっくり腰を据えて、必要な練習を、その人に必要な時間
重ねる事が、何よりも大事な事だと思います。



行き詰まってwebを探したところで、魔法の様な答えは落ちてないですから^^




地道に重ねる練習の中で出てくる結果が自信をつけてくれます。



サロンワークにおいても、一番大事な事じゃないかなぁって思います。




g.D.C 受講生の皆さん!^^頑張ろうじゃないですか!^^