2月は… | Hack or Fuck ?

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エアコンをいれた途端、窓ガラスを水滴が滑っていく。

雪が降っている。

毎年2月は低調な月だ。毎年何となく活気が出ない。
特にこれといった理由はない。あるのかもしれないが、よく分からない。バイオリズムとか運勢とかのローテーションなのだろうか。単純に一年で一番寒い時期だからなのかもしれない。いずれにせよボンヤリしてしまいがちだ。そのせいかテレビなどを見ていても気が入らない。ニュースなどは特に放心状態で眺めている始末だ。

北朝鮮の核実験。中国の大気汚染。ロシアの隕石などを深刻な様子で伝えるキャスターの表情を見ていると、ますます放心してしまう。

確かにどれも深刻なニュースなのだろうが、自国民にとって深刻な、伝えるべきことがもっとあるのではないかと思うのは気のせいだろうか。アベノミクスも重要かもしれないが、福島原発は一体どうなっているのだろうか。

何かとてつもなく的外れなものを見せられているような気がする。それともおれが的外れなのだろうか。それもあながち否定はできない。なにしろ毎年2月は低調だからだ。

そんなことを思っているところに今度は新大久保での差別的なデモだ。目を疑うような文言が書かれたプラカードを掲げ練り歩く人々。一体なぜそんなことをやっているのだろうか。どこでそんな確信を得たのだろうか。

なぜあんなにも確信して街を歩けるのか。なぜあんなにも確信して中国の大気汚染に眉を顰めるのか。なぜあんなにも確信して因果関係は認められないと言い切るのか。

それとも不安だから確信したことにしているのだろうか。

何も確信することもできないおれはただただ放心状態で2月の世の中を眺めるばかりだ。


photo credit: ollily via photopin cc