採血が不要な血糖(グルコース)値測定の未来にはApple Watch拡販の切り札を期待している? | GoGo! Machead!

採血が不要な血糖(グルコース)値測定の未来にはApple Watch拡販の切り札を期待している?

Tech Crunchより

http://jp.techcrunch.com/2017/04/13/20170412apple-might-have-a-secret-team-working-on-glucose-sensor-technology-for-diabetes/

 

Appleは5年以上の歳月と30名の技術者を投入して、

皮膚の下に光学式センサーを埋め込んで血液中の血糖(グルコース)値を測定する

研究を続けているとの事。

 

通常、血液中の血糖値を測定するには針を刺して血液を採血して分析する必要があり、

糖尿病患者にとって大きな負担になっています。

もし、Appleの研究が実現化されれば採血は不要となり、大きな技術革新と言えます。

 

ただ、なぜAppleが5年以上も本業では無い医療向け研究を続けているか

という疑問を持つ方が居るとは思いますが、その答えはApple Watchにあると

私は思っています。

 

Apple Watchには光を当てて心拍数を測定するという機能を持っていますが、

その進化の先が今回の血糖値測定に繋がると思っています。

 

今回の血糖値測定が現実した場合、Apple Watchの装着面にセンサーが当たるようにする事で、

Apple Watchから皮膚の下のセンサーへ給電を行い、Apple Watchから出る光で

血糖値を測定し、

その結果をApple Watchが受け取れるようになれば、血糖値に異常があればユーザーへ

通知できるだけなく、その情報をiPhone経由で医療機関へ送付できるようになり、

治療への大きな貢献ができるようになります。

 

この事で多くの糖尿病患者がApple WatchとiPhoneを購入する事が見込まれて、

大きな売上と利益が入ってくる事を考えれば、Appleが今投資している金額は

充分に回収できて利益に繋がると見ているのかもしれません。

 

初動販売は成功したApple Watchですが、他社との絶対的な差別化ができるところまで至っておらず、

普及もまだまだな事を考えると、医療との連携を深める事によって、無くては鳴らないデバイスとなり、

恒久的なエコシステムを手に入れる事で存在価値を見出したいですね。

 

ユーザーとしても、大きな恩恵を得られるのであればAppleを選ばない理由は無いはずで、

Appleとユーザーの両方が幸せになる関係へなれる事でしょう。