AppleがQualcommへの特許使用料の支払いを停止、訴訟争いから関係は悪化を続ける
Tech Crunchより
http://jp.techcrunch.com/2017/04/29/20170428apple-stops-paying-royalties-to-qualcomm/
Qualcommは電波通信分野とモバイルデバイス分野に関する特許を多く持っており、
スマートフォン、タブレットにおいて、Qualcommの特許を侵害せずに製品を作るを事は
難しいと言えるほど同社の存在は強大と言えます。
Qualcommはその立場を利用して、同社の特許を利用するデバイスメーカーに対して、
不当な条件を強いていると、Appleは2017年1月に訴えており、QualcommもAppleへ
2017年4月に反訴を行っています。
今回は訴訟争いに伴う関係悪化の影響で、AppleはQualcommに対して、
特許使用料の支払いを停止し、裁判の結果が出るまで再開しない事を発表しました。
Appleは裁判で勝訴する自信があり、不当に支払っていた特許使用料分の減額と
ペナルティによる賠償を得られると期待しているのでしょう。
QualcommはApple以外のメーカーに対しても不当な条件の契約を行っている
と連邦取引委員会も非難しており、今回は立場が弱いのは確かです。
今回の特許使用料の支払い停止に関しても何らかの対抗策を講じてくるでしょうか。
もし、行うとすれば、Appleへ供給している部品の供給停止になると思いますが、
AppleはQualcomm以外にIntelという別のパートナーとも契約をしているので、
Intelへの切り替えが加速する事になるでしょう。
そして、人気デバイスであるiPhoneへの仕打ちは社会的にも批判されるでしょうね。
今回、Qualcommは世論の流れ的にも悪者になってペナルティを受けるしかないのかもしれません。
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