Appleもしかり、Microsoftもしかり。時価総額だけでは図れない企業の勢い
CNET Japanより
https://japan.cnet.com/article/35101171/
株式時価総額だけで見ればAppleは世界一の企業だと言えますが、
IT企業という物差しで比べて見ると、ここ数年の未来はAppleよりもMicrosoftのほうが、
軍配が上がるのかもしれません。
Microsoftはここ数年で自社の資産を最大限に活用して蒔いた種が大きく開こうとしています。
Xboxの資産を使い、新たなインターフェイスを生み、
HoloLensを初めにAR/MRの分野を切り開き、デジタルアシスタントやデータ分析の分野では、
CortanaやMicrosoft Graphの登場でユーザーや開発者が気軽に利用できるようになりました。
これらの分野はAppleも開発をしていますが、サービス提供ができていなかったり、
提供ができていてもMicrosoftほどのレベルには至っていません。
世の中にサービスを提供して、大きな可能性を期待させるという面では、
AppleよりもMicrosoftのほうが勢いがあると思います。
そこで私が感じるのは、AppleとMicrosoftでCEOのタイプの違いが影響している印象です。
Microsoftの先代CEOスティーブ・パルマーだった時の事を思い出すと、
業績はWindowsやOfficeのライセンス販売が成長して好業績、XboxやZuneなどの新サービスを
積極的に出していましたが、企業としての目的が中途半端な印象を持っていました。
何故か、その同じ印象が今のAppleにはあるように私は感じてしまいます。
ティム・クックがCEOになって業績は文句なしに大きくなって、Apple WatchやiPad Proといった
新たな製品が登場しています。
しかし、何か大きな方向性という部分で、物足りなさを感じてしまう自分が居て、
素直に喜べない気持ちがあるのです。
更にMicrosoftが現CEOのサトヤ・ナデラに変わった後は、
囲んでいた自社製品をモバイルやクラウドを重視したオープンな戦略を取り、
ユーザーの本質を掴む製品やサービスを展開してきたと感じていて、CEOが変わった事で
ここまで大きく変わるのかと思うところがあります。
そんな事から、企業の期待や勢いは時価総額だけでは図れないなと感じています。
だからといって、これからMicrosoftへ鞍替えする気はなく、Appleファンとして追いかけますけどね。
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