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TOPページにも色々資料置いてます☆


では長いのですが、7/21(木)市長への申し入れ文書。




1.地区計画の見直しを求めます。


八潮駅前は商業地域であり、用途としてはパチンコ店の建築が認められていますが、

同じく建築が認められている「畜舎」は、地区計画の制定の時に建築ができないよう

定められたとお聞きしました。


今回のパチンコ店建築に対しては本当に多くの方々が反対しています。


駅周辺地域ではパチンコ店のようなギャンブル性の高い遊戯施設や、

住環境を直接悪化させる風俗施設等は、畜舎と同様、今後、建築禁止条項に加えて頂くよう、

地区計画の見直しを求めます。



2.景観法に基づく是正を求めます。


八潮市は「景観行政団体」として「景観まちづくり基本計画」を制定し、

前回の議会でも「みんなでつくる美しいまちづくり条例」を制定されました。

まちづくりということに対して非常に強い思いを市長はお持ちだと思います。


既に、基礎工事が始まりつつあるパチンコ店建設は、

景観を著しく損なう恐れがあると考えており、残念に思います。


しかしながら、景観法に基づき、まだ今からでもいくつかの点で是正の余地は残されており、

その実施については、市の責任で行っていただきたいと思います。


特に以下の4つについては、早急に対応して下さい。


①「TXに向けられる大型LED看板」


②「3方に配置された大きなガラス窓」


③「壁面の色と大型懸垂幕」


④「緑地帯の少なさ」




①「TXに向けられる大型LED看板」


7月6日に行われた住民説明会では、東側の壁面におよそ6m四方もあるような

大型のLED看板の設置が計画されています。
これは「TXに乗って都内へ向かう方にも見えるように」その場所に設置されるということです。


大型のテレビ画面と同じようなもので、新台の情報などを流すということなので、

派手な画面がずっと放映されていることになります。

放映時間も営業時間と同じ10時から23時までと大変遅い時間です。

ぜひこの大型LED看板の設置中止を命令して頂きたいと思います。


②「3方に配置された大きなガラス窓」


北側以外を除いた3面では、大きなガラス窓が大変目立ちます。
防犯上の規定があり、この窓を「壁にすることはできない」とのことでしたが、

例えば北千住の丸井にあるパチンコ店のように、透明なガラス窓ではなく、

すりガラスにするなど、直接パチンコ台が通行者の目線に入らないような意匠にするよう、

是正命令を出して頂きたいと思います。


③「壁面の色と大型懸垂幕」


壁面は景観条例に沿って白っぽいものにする予定だが、

10%は派手な色彩が許されているとのことでした。

どのような意匠になっているかは今回の図面では全くわからず、

今後説明会も開かれないとのことで、結局どうなったのかは建ってみないと分からない、

ということは非常に大きな問題だと思います。

また、先ほどの大型LED看板の他にも

大型の懸垂幕を自社広告として壁面につける予定とのことでした。

これらが際限なくつけられれば、いくら壁面を条例に基づいた色にしたところで

、全く意味がありません。

ぜひ懸垂幕やのぼりなどの設置を禁止するように説得して頂きたいと思います。


④「緑地帯の少なさ」


建築面積2900㎡の建物に対して緑地帯はわずかに56㎡となっています。
歩道からのパチンコ店壁面までの距離もわずかに1m。

これは最低限決められた数値でしかありません。


また、建物壁面の全面緑化を市から求められたが、

それは建物の構造上無理だと説明会ではっきり言われていました。

まだ建築前にも関わらず、です。


このことから、残念ながら、このパチンコ店には景観に配慮しようという意志が全く見られません。

難しいかも知れませんが、パチンコ店から歩道までの距離を今の1m以上、2,3mは確保し、

壁面緑化ではなく、歩道との間に緑地帯を設けるように指導して頂きたいと思います。



3.説明会の開催を求めます。


次にそもそもの話になりますが、今回の件で初めて知ったのですが、

「建築許可」は建物自体の構造上OKかどうかを判断するだけであり、

その街にとってふさわしい目的や意匠を持ったものかどうかは

全く判断されないということが分かりました。


景観法が作られたのも、その建築基準法だけを守っていればOKと

長年国がやってきたおかげで、

街並みがどんどん破壊されてきた反省から制定されたと知りました。


今回も全く同じで、地区計画では禁止されておらず、建築基準法にも違反しておらず、

それで駅前の顔がパチンコ店になってしまうという事態には、本当に残念に思います。


いまは、「あそこに何ができるんだろう」と通勤電車で通り過ぎながら見ている、

他のエリアの皆さんが、パチンコ店と知って、どんな感情を持つでしょうか。


「なんだ、パチンコ屋か。やっぱり柏や流山の方が住むにはいいな」
「パチンコ屋が駅前にある様な街に引っ越したくはないな」と思われるのではないでしょうか。

 現に、これから八潮市に引っ越しを考えている方からも

反対署名や「反対の為に何かお手伝いできないか」といった意思表示が寄せられています。


駅前はその街を象徴するイメージ形成の場になります

。そのため、駅前の印象が悪ければ、当然市全体のイメージも悪化することに繋がります。
テレビCMのイメージが企業のイメージを作り上げるのと一緒です。


3階以上の建物の建築許可は、県が行うとのことで、市に権限が無いことも大変疑問です。

結局、市も県もパチンコ店建築に対しては自分の担当ではない、というように感じています。


しかし、影響を被るのは市民であり、確実に市の環境悪化に影響を及ぼすことから、

市に許認可権を下ろすように要望して下さい。


また今回、説明会は「上大瀬町会」に対してのみしか開かれませんでした。
開催も平日の夜であり、通常働いている人にとっては参加もなかなか難しい時間帯です。


駅の北口にある複数の大型マンションも違う町会であり、

そこに住む方々に対する説明会が開催されないのは、

普通の市民感覚としてはおかしいと思います。


八潮駅は15000人が毎日利用する駅であり、

さらにはこの場所は八潮駅を通り過ぎる人々全てが目にする場所であるのに、

建物の高さの2倍の範囲にのみ説明すればそれでOKであること、


またそれに当てはまるのはわずか6軒しかなく、

すでに了承いただいているので、

予定通り建築を開始する、という話には耳を疑いました。


法律で全てを網羅することはできないかも知れませんが、

今回のようなやり方には大変疑問です。


説明会も、もう開かないとのことでしたが、ぜひ八潮市民全体に対して、

再度説明会を開くように市から要請して頂ければと思います。



なお、参考資料として海老名駅前開発の資料をお持ちしました。


ここは地権者が準備組合を設立してからわずか1年後にららぽーとの出店が内定した場所です。

ぜひ後ほどご覧いただければと思います。

(参照:http://ameblo.jp/goodyashio/entry-10930741127.html


以上、6265名の署名の重みを鑑み、

市としても最大限努力し、実行していただくよう要望いたします。


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