手術をしました。
 
と書くと大げさなくらい
ちょっとした手術をしました。
5分で終わるような。
部分麻酔しか使わないような。
こうなるともう
内科にも外科にも慣れ親しんだ人間は
緊張もしないもので。
 
病院に向かう道沿いの
お洒落カフェで
スコーンをテイクアウトして頬張りつつ
有名な桜並木を見たいから
遠回りして、等々
運転手に好みのルートをお願いした挙げ句
都心の渋滞にハマって
(なんであんなに混んでたの!?)
危うく遅刻しそうになるくらい
舐めた態度呑気な心持ちで
手術に臨みました。
 
 
「部分麻酔だけでできますが、
念のため
笑気麻酔も使えますけどどうします?」
と聞かれたので
「使えるなら使っちゃいます♪」
と追加。
 
笑気麻酔は
チューブみたいなのを鼻につけられて
そこから流れてくる麻酔成分を
吸うやつです。
看護師さんから
「フワーっとしてきました?」
と聞かれても
いまいちフワーっとした
実感は無かったので
「あ、いえ、まだ特には~」
と返し、
「じゃあ強めにしますね」
と徐々に調整されていきました。
 
 
「フワーっとしてきました?」
「あ、いえ、まだ特には」
「あれ?これ最大なんですけど
もうちょっと呼吸しててくださいね〜」
 
 
「フワーっとしてきました?」 「あ、いえ、まだ特には(汗)」
「ですよね、なんか普通ですもんね(汗)」
「すみません〜(汗)」
「いえいえ〜、もうちょっと呼吸を〜(汗)」
 
 
「フワーっとしてきました?」 「いえ、まだ特には、なんかすみません!」
いたたまれない!!( ;∀;)
もう笑気麻酔効いてないけど
やっちゃってください!
って気分で
何回目かに聞かれた時には
「フワーっとしてきた気がします!」
と力いっぱい答えました。
看護師「え本当に?(汗)」
私「はい!なんとなく!(汗)」
看護師「(絶対嘘やろ!)」の目。
私「(でも行けます!)」の目。
看護師「わかりました!」
 
 
だって部分麻酔でできるような手術の
念のための笑気麻酔でしょ?
無しでやる人もいるんでしょ?
だったらそんなに痛くな
ゥオオいッッッツァッ!!!
少なくとも
これ笑気麻酔無しでやる人いる!?
ってくらいの痛みです。
そんな状況が我ながら可笑しくて
痛いけど笑えてきました。
笑気ってこれかな?違うよな。
 
 
「あれ、痛いですか?大丈夫ですか?
でもこれ、最大だよね?」
とお医者さん
「はい、最大濃度です」
と看護師さん。
「もう少しですからね〜頑張って〜」
とお医者さんに気遣われながら
看護師さんに肩をさすられながら
手術は無事終了しました。
 
笑気麻酔って
効きにくい人いるんでしょうか。
全身麻酔や静脈麻酔は
私わりと簡単に効くんだけど
笑気麻酔だけ効かなかったです。
 
とりあえず頑張った( ;∀;)
そんな春の日のご褒美。
私はセット買いせず
バーガーを2個買いするスタイルです。
満足!(*´艸`*)