末妹の一言で「フランクフルタークランツ」/gozen2jigoro/entry-12258566599.html を食べたくなった過程で、甘党の憧れ♡「パティシエ エス コヤマ」さんにも「フランクフルタークランツ」が有ると知り、それは ただ有るだけの商品では無く、小山 進氏にとって 劇的ターニングポイントとなる商品と云う事を知りました。
小山氏が古巣の神戸「スイス菓子 ハイジ」を大切に考えておられる証の様な代物と判り、若い頃、三宮の高級クラブやラウンジでバイトしてた折に若くしてお亡くなりになられた「ハイジ」さんのMお社長と仲良くして頂いてた御縁も有り、小山氏を直接は存知ませんが、ケーキは「エス コヤマ」さんとしてよりは「ハイジ」さんの中核となられてる頃に食す機会の非常に多い物でした。
当時から凄い職人さんが居ると、小山氏のお名前は認知して居りましたから・・・
その後、「TVチャンピオン」等でもリアルタイムに観て居りましたし、現在では世界を舞台に活躍されとられますね。
そんなにお偉くなられても、古巣を忘れぬ その姿勢には強く強く心を打たれます。
今は無き「ハイジ」さんのケーキ・・・
大好きだった方々、すんごく多い筈です!!
(西宮の苦楽園に「ハイジ」さんを継承した様なお店の名前も同名で存在してますが、正確には旧ハイジ関係者さんが立ち上げたとか、イヤ、関係無いとか色々な事が言われたり、書かれたりしてて、真偽の程は知りませんし、このお話には あんまり関係無いので;何れかの機会に…)
兎に角、神戸で消えた洋菓子店で多くの皆様が惜しむ筆頭が「ハイジ」さんと「フーケ」さんではないでしょうか?
話を戻して…
この「フランクフルタークランツ」のストーリーを読み、
「絶対に食べたい!食べなアカン!!」
と…涙が出る程でした。
↓
http://shop.cake-cake.net/es_koyama/cate3_select.phtml?CATE1_ID=12&CATE2_ID=34それは今月24日の予定通り午前中に届きました。
とっても楽しみにしてたのです。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
「フランクフルタークランツ」本体より高く付いた送料;
ですが、こないだの「ベルン」さんでも書きましたが、*ぢょおー様*のお家から「エス コヤマ」さん迄、電車・バスで片道2時間弱、交通費往復最低2500円の、途中に絶対!飲み食いする…ツレに車を出して貰うにしてもその謝礼、変に気前の良い自分はごっつい高く付くのは目に視えてます。
送料 高くても安く手に入れるにはこれが最善;
“蘇芳色” したカードにネットで観た記載と同じ様なお話、裏には白地に「フランクフルタークランツ」がデザインされ「スイス菓子 ハイジ」と初めて出逢った、パティシエとしての第一歩を踏み出された日付が 誇らしく印字されてる様(さま)に感動してしまい、最近、歳で緩くなった涙腺からポロポロと勝手に涙が出て来ます。
昔ね、若い時に三宮の高級クラブやラウンジでバイトしてて、バブルの頃でしたので「ハイジ」のお社長の故・M氏が仲良しのお仲間グループでよく飲みに来られてたお店のママのお客様グループのメンツ様で、お席に付いた時は 当時としては珍しかったチョコレートやジェリーで出来た御名刺を女のコ達に配ってらして、皆、甘い物が好きだから とっても喜んでましたし、*ぢょおー様*も嬉しくて、帰宅したら、直ぐに食べてました。f^_^;
食べても透明フィルムの中に其れ等と一緒に紙に印字された御名刺も入ってるし、御来店の度にダレカレ女のコが チョコやジェリーの御名刺をせがむので、家にはお社長の紙の御名刺だらけに…(笑)
違うお店に移っても、範囲広くカバーなさってるお社長のグループ様でしたから、又 再会したりで…
そんなこんなでお席によく呼んで下さる様になり、私も大好きなケーキ屋さんの熊さんみたいなお兄さんと思ってました。(๑˃̵ᴗ˂̵)
或る日、若く生意気な*ぢょおー様*が「ハイジ」さんのお社長の故・M氏(以下、M氏と略m(_ _)m)に 自分の好みが渋皮無しの黄色のモンブランペーストが好きなもんで、渋皮毎ペーストの「ハイジ」さんのモンブランにダメ出しをして、当時から「ハイジ」さんと同等に大好きだった「レーブ ドゥ シェフ」http://ameblo.jp/gozen2jigoro/entry-12206418621.html さんの渋皮無しのモンブランペーストの「モンブラン」を褒めちぎり捲って、如何にそれが秀逸かを 若い頃から毎度の「北条政子」ヨロシクにて、語り倒したのです。
黙って聞いてたM氏・・・
数日後、「ハイジ」さんを訪ねて、びっくり!!しました。
ショーケースの「モンブラン」が「レーブ ドゥ シェフ」さんの「モンブラン」(当時の)と瓜二つに変化してるのです!!
驚いたと同時に、そんな有名な洋菓子店のケーキが小生意気な雑魚娘の意見を通して 変わってる事に畏れ多さと、ちょっぴりの愉快さ・嬉しさで、スイーツ好きも相まって、胸がいっぱいになり とっても感動致しましたよ。(๑˃̵ᴗ˂̵)
・・・でもね、1週間も経たない内に それは元通りに戻ってました。
「レーブ ドゥ シェフ」さんからクレームでも有ったのか?・・・M氏はパティシエ様では無かったので、トップダウンで言ったものの 工房現場で反対された?等の 事情は 当時 聞いてませんし、お亡くなりの 現在…真相は謎のままですが、小生意気な小娘だったスイーツ好きの*ぢょおー様*を驚かそうと悪戯好きのM氏のサプライズ♪
ずっと密かな良き想い出でも有りました。
当時は「ハイジ」さんにて お世話になってる友人・知人の御祝い事で、よく5万位の予算で2段や3段のケーキを特注し、作って貰ってましたから(バブルでしたしね;)、何かしら 小山氏も携わって下さってた事と思います。m(_ _)m∠※
届いた「フランクフルタークランツ」様・・・♡
蓋を開けるとナッツやバタークリームの甘い香りが立ち込めます。
「ベルン」のより、カットする時の心地がこの手のタイプにしては柔らかいスポンジ。
スポンジ、バタークリーム共に「ベルン」さんのより しっとりしてます。
ピーナッツが「ベルン」さんのより少ない割に「ベルン」さんのよりローストが効いてるのか?食感の主張が強く、キャラメリゼしてる訳では無い様ですが、粉砂糖の部分にシャリシャリと小さい白いクラッシュキャンディの食感の物が散りばめられており、個性的で斬新です。
バタクリ2段塗り♡
今度こそ、職場に持ってく筈が;5号と小さ目だった事も有り;この日の昼食・夕食の分2にて胃に消えてしまいました;( ̄(工) ̄;
「ベルン」さんのも「エス コヤマ」さんのもそれぞれの良さが有り、好みの問題や気分の問題でどっちが美味しいかは決めれません。
ですが、「エス コヤマ」さんのケーキを食す時、常に「ハイジ」さんの面影を強く感じてしまうのは私だけでは無い筈です。
初心を大切にされる小山氏が世界で活躍されるのを 悪戯心が少年の様なM氏も天国から あの熊さんフェイスでニコニコしながら見守られてる事でしょうね。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ちゃんと三田の “ゆりのき台” に行かなくてはなりません♪( ´▽`)
「パティシエ エス コヤマ」さんのHP☆彡