本日の夕方の西の空で、木星と金星が大接近していました。

 

 

右側の輝きが強いほうが金星。

 

そのすぐ左下に寄り添っているのが木星です。

 

 

 

ギリシャ神話でいうと、金星は愛と美の女神アフロディーテ。

 

世界でもっとも美しく魅惑的な女性の代名詞とされる女神です。

 

のちのローマ神話でのヴィーナスと同一とされていて、「ヴィーナス」と言ったほうがわかりやすい方が多いかもしれませんね。

 

 

木星は最高神ゼウス。

 

ギリシャ神話の神々の中の頂点に立つ全知全能の神さまです。

 

 

 

今日は西の空でランデブーを楽しんでいるように見えるアフロディーテとゼウスですが

 

このふたりは、まあ、愛人が多いことで有名!

 

ゼウスに関しては、美しいヘラという正妻がいながらも、男女問わずたくさんの神や妖精や人間と恋に落ちたという話をご存知の方も多いと思いますが

 

実はアフロディーテも、ギリシャ神話のオリンポス12神の男の神さまのうち、太陽神アポロン以外全員と関係を持ったとされているようです。

 

ヘパイストスという鍛冶屋の旦那がありながら、戦いの神マルス(火星)とも、商売の神ヘルメス(水星)とも・・・。

 

すげ〜!

 

 

いやいやこれだけ目立っていればそれも納得!って言えるほど美しい金星と木星の輝きなのでした。

 

 

 

ちなみに、アフロディーテは、ゼウスの父クロノスの男根から生まれたとされているので、ゼウスから見たら叔母にあたるのですが

 

ゼウスはそのアフロディーテを養女にしたので娘でもあるという・・・。

 

アフロディーテの旦那ヘパイストスはゼウスの子供だし

 

アフロディーテの愛人マルスも、ヘルメスも、ゼウスの子供・・・


てか、マルスはヘパイストスの弟だし!

 


そう考えるとなんだか恋愛事情グチャグチャなギリシャ神話ですが

 

そんなことを想いながら星空を見上げるのは楽しいものです。