「年々、記憶力が落ちちゃって・・・」
と口にしたことがある人は多いのではないでしょうか
何を隠そう、私こそ、そんな言葉を最近多発してしまっているひとりです
でもね!実は!
記憶力が落ちるのは、年のせいではなく・・・
覚える気がないから。
なのだそうです。
あ・ら・ら・・・・!!
「年をとると、記憶力が落ちる」と言われているが、実は脳機能上は、75歳くらいまでは記憶力はさほど衰えないことがわかっている。衰えるのは「覚えようとする意欲」だ。
とは、今日購入して読んでみた雑誌「クロワッサン特別編集」からの言葉です。
ベストセラー「80歳の壁」などの著書である精神科医、和田秀樹さんとともに「50代からの過ごし方」を考えてみましょう、という特集。
これは50代の私にはたいへん興味深い内容です。
和田さんは言います。
21世紀に入り、脳はいくつになっても鍛えることができる、ということが脳科学的に立証され、新常識になりました。
と。
これは、ずいぶん希望が持てる言葉ですよね
「みなさん、学生の頃はテスト前に必死で英単語などを覚えたりしていたでしょう。今、そんな努力をしているでしょうか?努力をしなければ、物覚えが悪くなるのも当たり前のことです。」
なるほど・・・
筋肉は使わないと衰えていくことは、私たちも日々の生活の中でハッキリと実感することができますよね。
その筋肉と同じように、脳もまた、使わないと衰えてしまうそうなのです。
逆に、筋肉が鍛えれば強くなるように、脳も、鍛えればよくはたらくようになるということ。
記憶は
①入力(インプット)
②保持(貯蔵)
③出力(アウトプット)
の3段階に分けて考えられている。
そのうち、「①入力(インプット)」は、私たちは必死になってやろうとしますよね。
なぜなら、インプットこそ「学び」だと思うから。
で、インプットしただけで、学んだ気になる。
・・・
ううう・・・
なんか胸に刺さりますね・・・
刺さるけど、これがポイントなんですよね。
インプットするだけでは、学んだとは言えないんですね。
「②保持」をするには、”復習”をすることが不可欠。
この復習をやらなければ、「必要なし」と判断されて脳の海馬というところから消えてしまうのだそうです。
必要かどうかは、何回復習をするか、で判断される、ということ。
つまり、「思い出す」ということが、記憶には必要なのですね。
あの人、あの人!
↑名前が出てこんけど顔は浮かんでる
アレ!!アレよ!!ほらっ!!
ってやつ、よく体験すると思うのですが
そんなときは、そのときに思い出した方がいいよっていうのはこのことなんですね。
思い出さないまんま放っておいてはいけません
そうして、インプットしたことを「③出力(アウトプット)」することで、理解が深まる。
この「③出力(アウトプット)」がすこぶる大事。
アウトプットをするには、まず、その情報を自分の中に落とし込まないと、アウトプットすることはできません。
自分の言葉で発信することができるようになること。
そこまでできて、初めて「学び」といえるのかもしれません。
アウトプットすることでまた新たな学びも生まれます。
どうやったらわかりやすく発信できるかなあ?
どうやったら楽しく受け取ってもらえるかなあ?
こうやって創意工夫していくことで、前頭葉を鍛えることができるのです。
こうして書いていて思いました。
私の周りの方々はみなさま若い。
それは、みなさま実にいろんなことを学んで、脳を鍛えていらっしゃるからなんだろうなって。
そして自分の手相教室も、めちゃめちゃ当てはまるはず。
脳を鍛えて楽しく元氣な日々を過ごしていけるように。
ああ・・・なにか新たな方向性が見えてきたような氣がします。
↓40代50代のみなさま、この特集号おもしろいですよ。↓