順番がごっちゃになっちゃったけど
マルシェ用サンプル 切替えタンクトップTシャツできました
今まで女の子っぽい物が多かったので
今回は男の子もかっこよく着てもらえるようデザインしました
後の切替えとダブルステッチがポイントです
コーデしやすいように裾はストレートでリブはつけていません
もちろん女の子もかっこ可愛く
腕まわりはスッキリ、１㎝のバインダー始末ですが
首回りはリブを立ち上げる仕様です
さらっと「バインダー始末」と書きましたが
何なん？それ
今日はバインダー始末の種類とメリットデメリットのお話です
バインダー始末とは
「バインダー（ラッパ）を使い、生地の端をニットテープなどでくるんで仕上げる方法」です
通常のリブ付けは、リブとなる生地を「つける」イメージですが
バインダー始末は「くるむ」感じです
さて、生地端をくるむにはニットテープを
1、直線ミシンで直接縫う
2、直線ミシンにバインダーをつけて縫う
3、カバーステッチミシンにバインダーをつけて縫う
この3つの方法がありますが、それぞれにメリットデメリットがあります
まず1の方法「直線ミシンで縫う」
これをパイピング始末とも言います
バイアステープを使ったりもしますね
やり方の説明は省きますが
メリットとしては
「器具なしで誰でも縫えること！」
これに尽きます
ただ、縫うのにコツが必要で、カーブなどはなかなか上手く縫えないのが難点です
2の方法「直線ミシンに器具（バインダー）をつけて縫う」
これは二つ折り用のバインダーです
メリットとしてはとにかく簡単キレイ！
細長く切った生地をそのままバインダーに入れて縫うだけで
このように勝手にくるんでくれます
（キレイ～神～）
そんな優秀な子ですが、もちろんデメリットもあります
・ラッパをつけられないミシンがある（家庭用）
・バインダーの種類や幅によって専用のバインダーを買い揃えなければいけない
・縫い目は直線ミシンなので、伸縮性が低くなる
・端処理された２つ折りテープ、もしくは四つ折りのテープしか使えない
一番問題なのがつけられるミシンが限られている事
主にバインダーは職業用ミシンにつける物でしたが
家庭用ミシンにもつけられる物があるようです
ただ、他のメーカーのミシンには取り付けられないかも・・・
基本職業用のアタッチメントだと思った方が良いかもしれませんね
また直線ミシンは縫いながらほつれないようにかがる縫い方はできません
テープの端が見えないように四つ折りをするか
すでに端が処理されている２つ折りテープを使用しなければいけません
これは四つ折りです
普通の縫い目なので伸縮性が低くなります
では3つめの方法
「カバーステッチミシンにバインダーをつける」
メリットは
・どのようなバインダーの種類でも使用できる
二つ折り、三つ折り、四つ折りなんでもこい！
・縫い目が環縫いなので伸縮性が高い
です！
まずバインダーさえ付け替えれば、色々なバインダー始末をすることが可能です
例えば三つ折りテープ
三つ折りは四つ折りと違って、テープの端が見えてしまうので
かがる必要があります
ちゃんとかがってあるでしょ
四つ折りだと厚くなり過ぎる場合
三つ折りを使うのですが、これを使えるのはカバーステッチだけです
また四つ折りにしても
裏がチェーンステッチになっているので伸縮性が保たれます
デメリットとしては
カバーステッチミシンを買わねばならぬこと～
もちろんバインダーも必要です
なかなか敷居の高い始末ですが
お洋服を販売される方は持っていても損はないかな・・
教室では基本的に直線ミシンでパイピングの練習をします
カリキュラムでは
ベーシック講座に少しだけパイピングをするお洋服があり、
その次のステップアップ講座に四つ折りのパイピングタンクトップ、
その次のチャレンジ講座で二つ折りのテープでパイピングするお洋服を組んでいます
いきなり難しい縫い方にチャレンジするのではなく、少しずつレベルアップして
気がつくと色々出来るようになってたyo!
と思ってもらうのが狙いです
もちろんカバーステッチミシンも教室に常設していますので
ちょっと使ってみたい方はお申し出下さいね