またまたマルシェ用サンプルです
レイヤード スターTシャツ
前回のとどっちが好きかな~
前回のロゴTシャツのサイズ感がちょっとイマイチだったので補正して作ったものです
さて今日は最近サンプル、サンプルって言っているけど、サンプルってなんだい?ってお話
試着できる見本の事?
化粧品で言うとテスターみたいな?
う~ん オシイ!ちょっと違うんです
アパレル業界では服を作るとき
コンセプトを決め、デザイン画を描き、生地を決め、型紙、仕様書などを作り
それを元にしてファーストサンプルを作ります
そのサンプルを見て
自分たちがイメージした物が、表現されているか
サイズ、生地、色合い、副資材、仕上げ方、工程などなど様々な事を検証し、納得がいくまで
セカンド、サードとサンプルを作ります
そう。それがサンプル!
他にも展示会やファッションショーで使用する物もサンプルです
大量に出るサンプルを安く販売するサンプルセールなどもあります
ハンドメイドでは必要ないのかもしれませんが
洋服は色んな物の複合体なので形にしなければ分らない事も多いですから
私は自分のブランド力を高めるために行っています(えへへ~かっこい~)
では今回マルシェのために作っているサンプルの具体的な検討例です
お手伝いエプロン
全体的なデザイン、サイズ、生地、副資材、糸の色の組み合わせ、
Wステッチの幅、縫い目の長さ、ロゴの大きさや位置などを検討した結果
「★9」の色味をもっと黄味よりに変え、
もしかしたら糸の太さも変えるかもしれません
また狙っている価格帯にできるような作業時間かどうかも
サンプルを作っているときに検討できる項目です
これすごくかわいいけど手順が複雑で作るのに時間がかかりすぎるので
ラインナップから外し
こちらを採用しました
諦めたお洋服に比べて工程が少ないので短時間で作れます
また価格の決め方はじっくり書こうと思っていますが
今回はマルシェ用にある程度の価格帯を決めているので
この作業工程の数(時間)の検討はとても重要となります
まずはできるだけ簡単で、キレイで、効率よく仕上げる方法を考え
それでも価格帯に見合わない作業時間ならデザインを変えなければいけませんよね
では効率よく作る方法を少し考えていきましょう
前回は洋裁の腕を上げるお話でしたが、今回は効率よく作る方法です
それはとにかく
「何かをする時には全て一緒に」が鉄則
例えば
アイロンをかける物は身頃だろうが袖だろうが全てその時にしてしまう
ロックも直線ミシンも同様
アイロン、直線ミシン、ロックミシンという作業の分断をできるだけ減らすこと
通常、教室で使用しているレシピは初めての人でもわかりやすいように
順番に出来上がるような工程となっていますが
量産の場合それでは効率が良くないので自分なりの工程を組み立てます
これを頭の中だけでしようとすると、どうしてもロスがでますので
レシピのように工程に番号を付けて紙に書き残します。
書くことは頭の中を整理できるのでオススメです
作るのが初めての物はサンプルを作る時にササッと下書きを書いておくと良いですね
ちょっと面倒ですが販売をされているは是非やってみて下さいね