3月16日(土)
愛知県安城市 アンフォーレにて
それに向けてもう少しデザインを追加しました
デニムスターフリルスカート(S)のみ
星は刺繍
私のお気に入りの生地です
刺繍が入っているとギャザーが寄せにくいので
今までフリルには使ってこなかったんですが
思い切って使ってみました
うん
やっぱりギャザーきれいに寄らない
でもデニムのギャザーはキレイに整っている必要がないと
思っているので
ザックリがいいんです
さてさて私のこのお気に入りの生地の名前は
「葛城」と言います
なんて読むか当ててみてね
デニムっぽいけど一応葛城
ところでデニムってなぜあんな絶妙な色になると思います?
青の中に白が混ざってて、生地が曲がったところが白っぽく見えるし
良く擦れる所が白くなる
これがデニムの良さですよね
青の中に白が混ざってたり、曲がったところが白っぽく見えるのは
経糸(タテ)にブルーに染めた糸、
緯糸(ヨコ)に晒し糸(染色しない白糸)を使って
織っているから
デニムの表を拡大してみたよ
経糸と緯糸の色が違うでしょ
そして良く擦れる所が白くなるのは
ブルーに染めるためのインディゴ染料の性質
インディゴ染料は、染着性が弱く
剥がれやすい性質を持っています
このため糸の表面だけが青く染まり、糸の中心が染まっていない
中白という状態になります
これを経糸に使っているので、色落ちしやすいんですね
またこの色糸を使って織った生地を先染めと言います
(織る前に色が付いている状態)
で、
さっきの葛城ですが
葛城はほぼデニムと同様の生地です
織り糸がデニムよりも少し細めなので
ごついデニムよりもやわらなか印象ですが
織り方も風合いもほぼ一緒
じゃデニムでイイじゃんと思いますが
葛城は「後染め」であることが多いです
後染めとは織った後に染色した生地のこと
だから経糸と緯糸の色は同じ
色にムラがなくツルっとした印象になります
インディゴ染料以外のカラーデニムは
厳密に言えば葛城が使われていことも多いです
デニムの色落ちを望まないけど
オックスよりもしっかりした生地を探している場合は
葛城(カツラギ)も選択肢に入れると良いと思いますよ~