■おでこ
おでこは皮脂分泌量が際立って多く、Tゾーンのニキビは主に思春期に多発する傾向があります。発生原因は角栓による毛穴詰まりですが、悪化要因は内部に皮脂が溜まり、その皮脂に集まってきたアクネ菌が増殖して炎症を起こすことです。炎症を起こして長期化すると、ニキビ跡が残る可能性が高まります。Tゾーンは皮脂量が多いので、発生したニキビの悪化率はやや高い。

<対策>
悪化要因にはアクネ菌の繁殖、外部刺激による炎症誘発が挙げられるので、これらの要因を取り除くことが重要です。
・前髪がおでこにかからないようにする
ニキビが多発している時は、髪をピンで留める。男性なら前髪を短くしたり、上にあげるなどして、額に髪の毛が触れるのを防いだほうが悪化する確率は下がるはずです。
・ 丁寧に洗髪する
シャンプーのすすぎ残し、整髪料の洗い残しがないように丁寧に洗い、整髪料やコンディショナーは髪の毛だけにつけるようにする。

■鼻
顔の中でもっとも毛穴が多く、大量に皮脂が分泌される箇所。思春期ニキビだけでなく、大人ニキビが生じることも少なくない。いったんニキビが出来てしまうと、大量に分泌された皮脂に集まってくるアクネ菌が住みつき、炎症が発生するケースも多い。炎症を起こしたニキビは陥没、毛穴拡大などの跡が残ってしまいやすく、いわゆるイチゴ鼻になってしまう恐れも。可能な限り、悪化する前の、白ニキビ、黒ニキビといった段階で治療してしまったほうが安心です。

<対策>
外部刺激によって肌バリアがダメージを受けると、ニキビが発生しやすくなるので強い刺激を与えないことが重要。
・洗顔方法の見直し
ゴシゴシと洗ってしまうと刺激でニキビを悪化させる要因になるので、泡を転がすようにして、手やスポンジを接触させないようにしてください。
・保湿ケア
角栓詰まりが起こるのは角質層の乾燥が原因。日頃から保湿ケアに力を入れることで発生率を大きく下げることができる。

■顎(あご)
大人ニキビが出来やすい部位の1つとして、顎周辺が挙げられます。顎に汗腺はほとんどありませんが、皮脂腺が多く存在しているため、皮脂詰まりを起こしやすく、悪化するケースも多いようです。

<対策>
・保湿ケア
角質層に充分に水分が行き渡っていれば、原因である毛穴詰まりが起こる可能性は下がります。
・刺激を避ける
顎は手で触れる機会が多く、何かと雑菌が持ち込まれやすい場所です。手指で直接触れるのを意識的に避け、刺激を与えずに泡の力だけで洗顔する習慣をつけて常に衛生的に保っていれば、炎症が起こる可能性は低くなるでしょう。
・ビタミンを摂る
皮脂の酸化も炎症促進の原因ですから、抗酸化成分であるビタミンC誘導体を含む化粧水の使用、ビタミンEを含む食品の摂取も一定の効果をもたらすはずです。

まとめてわかったのはとにかく保湿!
そして接触刺激を避ける!
頑張って改善させたいと思います(>_<)