前回は久々のジギングに使えるレバードラグリールということでオシアジガーLDに関して書き散らしましたが、今度はダイワから中々面白そうなリールが。

https://www.daiwa.com/jp/product/nhob1us 


シーラインといえば、ダイワの歴史ある両軸リール。
ペンのセネターあたりのパク…国産化して、磯の底物や船の大物に使われてきたリールですね。

そういやPEラインがジギングに導入されてスパイラルジャークなどと騒がれた頃、ジギング専用のベイトリールなんてないのでアンバサダーやカルカッタ、もしくは大物にフィンノールまで使われてましたが、シーラインも持ち出されてましたね。

で、シマノがジギング専用ベイトとしてオシアジガーを出した時に対抗馬として、シーラインにデジタルカウンター入れてグランウェーブって名前で出しましたが見事にこけて。

で、それ以降は本来の船の大物、もしくはシーライン石鯛など底物用のリールとなっておりました。

で、今回出たシーラインLD40P

既存品として2ギアのシーラインが有りましたがhttps://www.daiwa.com/jp/product/mhytsxs 

1080gにPE8号が600mと明らかにジギングには使えない。


泳がせでもややライトな釣りにとその下のサイズを出してきたんでしょうな。


じゃあこれはジギングに使えるか…

ちとスペックを見てみると…

ギア比が5.1に巻取りが101cm



重量は765g
ジギングに充分使える大きさですな。
ラインキャパが8号450mというと6号が600m
私の使ってるトルサ30やオシアジガー4000HGとほぼ同じラインキャパ

ちなみ重量はトルサ30が870gでオシアジガーが790gなんで、むしろ軽いくらい。

P(パワーモデル)にしてはそこそこギア比高く、オシアジガー4000HGと同じ5.1ですが巻取りはギア比が4.4のオシアジガー4000と同じ巻取り量の101cm

これはオシアジガーがナロースプールでスプールの口径が大きい分、ギア比は低いけど巻取り量は稼げるって感じでしょうな。

自分はジギングベイトもハイギアばっか使ってるので、そこは惜しい。
やっぱ巻取り最低、110cm以上は欲しいかな。

このシーラインLD
輸出モデルで国内販売を熱望してたソルティガLDがベースじゃないかと思います。
あちらはハイギア(もしくは2スピード)がメインなんですが、シーラインLD40Pに相当するのは、重量からして50HS
ラインキャパからは60Hが相当すると思うんですが、双方ハイギアで中々の巻取りスピードを誇ります。
60Hがギア比6.1でなんと137cm
ステラの18000HGを超えます。
50HSに至っては7.1で142cm
ギア比6.2で巻き重りしまくってたソルティガZ時代の6500ドッグファイト並みです…

流石に魚のやり取りと仕掛けの上げ下げがメインの餌釣りでは巻き重りがするやろと、シーラインLD40Pではギア比を落としたのだと思います。
ジガーとしては少し残念ですが。

あと残念なのがハンドルの長さ。
85mmというのはトルサのノーマルハンドルと同じですが、ジギングでは使い物になりません。
夢屋の95mmにしてやっと使い物になる。
出来れば110mmくらい欲しいですね。
オシアジガー4000やオシアジガーLDがそうで在るように。

つうことでこのシーライン40Pがソルティガ40Hとしてギア比上げてハンドル長くして出て来ることを望みますが、どうやろなあ。

まずジギング用リールとして気がかりなのは、スプールが結構ワイドなこと。



オシアジガー4000HGとトルサ30 20  そしてキャプチャ60と並べてみるとオシアジガー4000HGはかなりナローですわな。

そしてシーラインLDはむしろトルサに近い…

私はディープでもスプールが痩せにくいワイドスプールが好みですが、主流はナロースプールなんすね。

そんな中でのワイドスプールのリールをジギング専用ベイトとして出しても売れるか…
かつてのグランウェーブの二の舞いになるのではと。

まあ、それでもワイド気味で6号600m巻けるジギング用ベイトリール欲しいんで、ソルティガLD出して欲しいけどですね。
もしくは嶋田工房とかアフターパーツメーカーがシーラインLD40Pのハンドル出すだろうから、その128mmとかのロングハンドルでパワーギアとひたすら巻きを軽くする方向にふって深場で使うのもええかなと。
ワイドスプールだとスプール痩せにくいし、真ん中にラインを盛って巻き長さを稼ぐやり方もあるし

200m前後で使うとして、新品ライン巻くときに残り300mあたりで平行巻きをやめて中央に盛り上げる形で残り150m位まで巻く。
そこからは巻いてなかった左右を埋める形で巻いて、0mでスプールがフラットになる様にする。

すると釣行時に200mで着底させると、スプールは中央が盛り上がったかたちになる。
そこからジャークとリトリーブは中央の盛りにラインを巻く形でやると、巻き長が底からしばらくは減少量を抑える事が出来る…ってやつ

あとソルティガLDに50-2SPDってモデルが有るんですが、これも国内にジギング用リールとして出してくれないかなあ。
PE4号が600m入る位の大きさで855g
ギア比が5.8と3.1で116cmと61cm
これまた深場のカンパチ狙いに丁度良さそう。

シマノに続いてダイワもレバードラグのジギング用ベイトリールをよろしくお願いします。