こんにちは。灯心書書家玉雲です。

 

灯心書とは☆☆こちらをお読み下さい

 

 

 

明日からまた雪予報。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人の日あたりに

読んでいた詩集。

 

 

町田康さん の言葉も

エッジが効いていて素敵です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪に からめて
詠まれた歌は
 
 
削ぎ落として
削ぎ落として
 
 
言葉の 原石みたいな
エッセンスが
ぎゅっと 入っているような
気がします。

 

 

 

 

 生い立ちの歌  中原中也

 

幼年時

 

私の上に降る雪は

真綿のやうでありました

 

少年時

 

私の上に降る雪は

霙(みぞれ)のやうでありました

 

十七ー十九

 

私の上に降る雪は

霰(あられ)のやうに散りました

 

二十ー二十二

 

私の上に降る雪は

雹(ひょう)であるかと思はれた

 

二十三

 

私の上に降る雪は

ひどい吹雪とみえました

 

二十四

 

私の上に降る雪は

いとしめやかになりました…

 

II

 

私の上に降る雪は

花びらのやうに降ってきます

薪の燃える音もして

凍るみ空のくろむ頃

 

私の上に降る雪に

いとねんごろに感謝して、神様に

長生したいと祈りました

 
 
私の上に降る雪は
いと貞潔でありました。
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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