両親が他界し、長野県・野尻湖のほとりにある民宿を祖母と切り盛りしてきた20歳の宮川澪(松本穂香)は、祖母が入院して民宿を閉めることを余儀なくされる。
亡き父の親友・京介を頼って上京した澪は、彼が営む銭湯に居候しながら職を探すが、都会になじむことができない。
銭湯を手伝ううちに、映画監督を目指す銀次や会社員の美琴といった常連客と触れ合うようになるが、ある日、区画整理で銭湯が閉店することを知る。

コミュニケーション下手な主人公の成長物語なのかなと思ったら、居場所を無くした人の再出発の物語という感じでした。
後半の再開発により古い商店街が無くなっていく様子が切ない。
まるでドキュメンタリーのような商店街の街並の映像が良かったです。
銭湯に射し込む日の光がキレイで行ったこともないのに懐かしい感じになりました。