女子大生の聖山環菜が父親を刺殺する事件が発生。
環菜のドキュメンタリー本の執筆を依頼された心理師の真壁由紀は、環菜やの周囲の人々を取材します。
事件の真相を探っていくうちに由紀は自分の思い出したくない過去の記憶と向き合うことになります。
主要の登場人物たちは、子供の頃に心に傷を負いそれを奥底にしまって生きていてその傷と向き合わなければならない時、どう再生するかが描かれています。
芳根京子をはじめとしてそれぞれの役者たちの迫真の演技は、見応えがあります。
窪塚洋介は、一歩引いた立ち位置にいてみんなを見守るような穏やかな演技で存在感がありました。
子供の頃の体験がその後の人生に大きな影響を与えることにハッとさせられ恐ろしくもありましたね。