初めましての方も、
そうでない方も、
あらためましてこんにちは!
はだしの圭です。

この記事は
昨夜投稿したものですが、
ID変更のため
新しくこちらにページを開設し、
同じ記事を貼り付けました。

たくさんのいいね!をつけていただいて、
本当にありがとうございます!
また、
新たに読者登録の申請を
お願いしたみなさま、
大変お手数をおかけいたしました。

今後はこちらのページにて、
よろしくお願いいたします。

以下が最初の記事です。



ずっと
ブログをやりたい
と思っていたのに、
こうして開くまでに
とても時間がかかりました。

 「やる気がしない」
 「タイトルが決まらない」
 「ペンネームを選べない」
 「時間がない」etc...

ありとあらゆる理由を
考え出して、
今日まで
のばしにのばしてきました。

でも、
そんな私をうしろから
ドーンと押してくれることが
今日起こりました。
とても悲しいできごとでした。


以前、
ヒーリングのセッションで
お世話になった方の訃報を知ったのです。

まだ若い女性で、
いちどだけお会いした方でした。

 
東北からは遠く離れた
彼女のところに、
どんなきっかけで
行くことになったのかは
もう覚えていません。

けれども、
彼女の温かいことばや
太陽のような笑顔、
どんなことがあっても大丈夫!
と包み込んでくれるような
大らかな人柄が大好きになり、
その後もときどき
メールのやり取りをしていました。


彼女のセッションを受けてから
2ヵ月後に
東日本大震災による津波で被災。

やっと通信が復活して
彼女に無事を知らせると、
涙を流して
私が生きていたことを
喜んでくれました。

それから数ヵ月後、
避難生活をしていた私のところに、
彼女から
現金書留が送られてきました。

生活の立て直しに使ってほしい
という添え書きとともに、
新札で10万円が同封されていました。

たったいちど会っただけだというのに、
そんな大金を送ってくれたのです。

ありがたくてうれしくて、
涙が出ました。

すぐに電話でお礼を伝え、
「今はムリだけれど、
生活が落ち着いたら
必ずちゃんとお礼をしよう」

とそのとき誓いました。


でも、
その「いつか」は来ませんでした。

彼女は、
ひと月前に亡くなっていたのです。

そのことを今日偶然知りました。

不思議なことに、
ここ数日は
彼女のことが頭に浮かんで
消えませんでした。

今日も魚屋さんで、
お返しに
新鮮なサンマを送ったら
喜ばれるだろうか、
それとも
戻りガツオがいいだろうか、
魚は好きだろうかと、
あれこれ
考えをめぐらせていたのです。


でも、遅すぎました。

ろくにお礼も言えないうちに、
彼女はこの世を去ってしまった。
私には、
もう永久に
彼女にお礼を伝えることは
できなくなったのです。


もっと早く
お礼をしていればよかった。

家族みんなで
美味しい魚を味わってほしかった。

せめて、
もっとひんぱんに
メールを出していればよかった。

しようと思えばできたのに、
なんで
先延ばしにしちゃったんだろう・・・。


後悔と悲しさがごっちゃになって、
しばらく涙が止まりませんでした。


どのぐらい泣いていたのか、
やっと涙が止まって
水を飲んでいると、
テレビから
こんな声が聞こえてきました。


「いつかやろう
と思っていたことを
今日やろう!」。


私には、
彼女からのメッセージのように
思えました。

目の前に確実にあるのは
「今」という瞬間だけ。
「いつか」なんて、
幻想かもしれません。

私が彼女にお返ししよう
と思っていた「いつか」が
永遠に来なかったように。


今日をどうしても
ブログを始める日に
したかったのは、
そのためです。

もう
来るかもわからない
「いつか」を待って
後悔したくない。

不完全でも
準備ができていなくても、
とにかく今日、
立ちあげたかったのです。


結局、
したいことをできる時間は
「今」しかないのですね。
明日どうなるのかは、
誰にもわからないのですから。
 
大きな夢や目標を
いっぺんに叶えなくても、
夢につながる
小さなことを試してみたり、
大事な人に
大事に思っていると伝えたり、
部屋を整えたり、
ほんの小さなことでもいいから
今日やってみる。

そう心に刻んで、
これからの日々を
過ごしていこうと決めました。


向こう側から
ぽーんと背中を押してくれた
彼女に感謝です。

「いつかそのうち」
と思っていたことを
どんどんやっていく私を、
彼女が空から
見ていてくれるような気がしています。