聞いているだけでほんとうは自分がだれなのかを思い出す、ふしぎな歌と出会いました。


歌の主はアーティストのAKIRAさん








AKIRAさんをブログで知ったのはほんの数ヶ月前のこと。


家族との葛藤。

麻薬中毒からの再生。

世界100カ国を超える、旅につぐ旅。


ありとあらゆるものを見て経験をしてきた人が歌うのは、
いったいどんな歌なんだろう?



好奇心が抑えきれなくなり、
「ぜったいにライブにいこう!」と探してみると
私が住む宮城県気仙沼市から車で2時間ほど、
生まれ故郷の石巻でライブがあるというではありませんか。


まっ先に申し込みをすませてから(一番乗りだったそうです 笑)待つことおよそ1ヶ月、
待ちに待ったライブの夜。


一番最初の曲、"Hello my Mom!" の最初の2小節も聞かないうちに
わけもわからず涙があふれました。



えーーー!

いま曲に入ったばかりだよ?

歌詞だってたったのひとことふたことだよ?!

なのになんで泣いてんだ、わたしよーーー!!



理性はもうおおあわて。


でもこういうものにふれたときって、理性も説明もいらない。


ただ魂がふるえるままにしておいたらいい。












そのあとに聞いた「ハイボクノウタ」は
「まけろ、まけろ~!」とありえないことを言ってるのに、
これまた泣けてしようがなかった。


おかしい。まけていいなんて、ぜったいおかしいよ。


だって私たちは小さいときから勝ってナンボで
「負け犬になったらいけない」って信じて
勝つためのあれこれを必死にやろうとしてきたじゃない。


それを「まけていい」どころか「積極的にまけろ」だなんて。



おかしい。

ありえない。

あほちゃうか?(笑)



頭が必死に抵抗したけれど、
どこもかしこも安心してゆるんで、涙がとまりませんでした。






そしていちばん衝撃だったのは、「ウレシパモシリ」。


だってさ、



わたしは涙 わたしは笑顔 わたしは孤独

わたしは怒りわたしは許しわたしは祈り

そしてわたしはあなた


(歌詞より抜粋)





だっていうんだよ?



私という存在が闇であり光であり、

「わたしはあなた」

なのだとしたら、

わたしはいったい何をおそれることがあるんだろう?


だれが敵だというのだろう?





こうしてまんまとAKIRAライブのとりこになったわたしは
2週間後、気仙沼から栃木県那珂川町まで300キロを運転してふたたびライブへ。


想像すらしなかった人生初の「おっかけ」を体験してしまいました(笑)!




栃木ライブの主催者で、
石巻にもいらしていた「まりぽん」こと湊万理子さん




年間50本ものAKIRAライブに参加しているという
全盲のマッサージ師 コンちゃん、

あっというまにみんなを踊りのうずに巻き込んでしまった
「みかんちゃん」こと佐藤菅井美佳さん(パンごちそうさま~!)などなど

やりたいことをやたら楽しそうにやっている人たちがたくさん集っていて、

「わたしにはできない」ってなんのことだっけ??

と思わずにはいられませんでした。







なんだか最近元気でないな~、いろいろ疲れちゃったな、という方は
ぜひAKIRAさんのライブへ!


マスカラして聞くならウォータープルーフ必須です(笑)




私もな~んか元気が出ちゃって、
しばらく休んでいた「ライティングワークショップ」をまたやろうかな?
なんて思いはじめてます。






リンクはAKIRAさんが書いた石巻と那珂川町のライブ記事。
写真がたーくさんあるよ!

◆「命の底力@宮城県石巻市」

◆「ミラーニューロンの使い方@栃木県那珂川町」