それまでは、想像するだけでも恐ろしくて、考えないようにしていた「このまま子どもができない人生」。
想像するだけでも恐ろしいと感じていた理由は、子どもができなかったら一体どんな暮らしになるのか、具体的なイメージを夫婦で共有できていなかったからなのだと思います。
子どもがいる家族の暮らしは、自分が子どもの時に経験しているけど、子どもがいない家族の暮らしはよくわからない。
未知のものに恐怖心を抱いてしまうのが人間の心理というものです。
それに気づいてからは、不妊治療に100%注いでいたお金と時間を「子どもはいないけど楽しい人生」をイメージするために分配するように意識しました。
具体的には、趣味にお金を使いすぎて年間目標貯金額を下回りそうなら、年末の移植を1回見送る選択をしたり、治療が旅行とかぶりそうだったら旅行を優先したり。
1日でも早く、という気持ちもありましたが、全力で治療した2年間で妊娠できなかったこともあって、そこまで抵抗はありませんでした。
すっぱり子どもを諦めるのはまだ難しいけど、今、夫婦ふたりの生活は楽しいし、まあこのままでもいいかなーという気持ちも出てきてラクになりました。
それはあの苦しい日々のお陰だと思います。
もし今、あの頃の自分みたいに苦しんでいる人がいたら。
なるほどなーっと思えるポイントが見つかって意識が変わるきっかけになったら。
これ以上のことはないです。
妊活メンタルシリーズ人気記事
体外受精ランキングに参加しています。
ポチッとしていただけると励みになります♪