『薬食同源』考えが今も伝わる中国では、病気を治す時、主に植物を使った漢方が使われてきました。
そして、「草」を食すと「楽」になることから薬という漢字ができたと言われています。
また英語のdrug(薬)もdryherb(乾燥させたハーブ)から来ているとか。
つまり、東洋でも西洋でも食べることで体調が改善されると考えて来たのです。
ところで私たちが普段食べている、野菜、果物そして穀物。今では畑で栽培されお店で売っているこれらのものも、元をたどれば自然に生えていた草木を改良して作られたもの。つまり「生薬」として使われていた植物と起源は同じなのです、同じような効果があるとしても、不思議ではありません。
ちなみに中国では中医学理論に基づいて作られた食事を「薬膳」といい、それぞれの食材に含まれている薬効を重視した料理が受け継がれています。
食材が持つ力を信じ食事から健康になると言う考えが今も実行されているのです。