昨日は、宮司として奉仕する神社では一番遠い、白山市中宮の笥笠中宮神社の春季大祭でしたので、通勤ラッシュに遭遇することを考慮して、午前7時40分に家を出ました。
途中、旧尾口村である白山市瀬戸の道の駅 瀬名でトイレ休憩しました。
この、道の駅 瀬名を過ぎると、国道360号線はだんだん道が険しくなります。
しかし、黄砂の影響で遠くの方が霞んでよく見渡せません。
雪崩(なだれ)や落石から道路を守るスノーシェッド(覆道)が断続的に続きます。
中宮大橋前の三叉路に差し掛かりました。
左折しないで真っすぐ進むと、白山一里野温泉スキー場となり、さらに岐阜県とを結ぶ白山白川郷ホワイトロードに至ります。
それでは、かつてはスキー場やプレイランドもあった中宮集落へ、中宮大橋を渡って向かいます。
この大橋は、28年前の11月に開通したもので、渡り初めの神事は私が執り行わせていただきました。
中宮大橋より手取川水系の尾添川(おぞがわ)を撮ってみました。
上流側も下流側も深い渓谷となっています。
一里野方面にカメラを向けると、まだ山々の頂には雪が残っていました。
大橋を渡った先には白山中宮温泉スキー場があります。
毎年12月になるとゲレンデ開きのお祓いをおこなっていたのですが、白山市に合併して以降、16年前より休業中という名目上の閉鎖です。
集落の中に入ります。
かつて80軒以上あったのが、スキー場が廃止され以降過疎化が進み、今は30軒となってしまいました。
歴史ある笥笠中宮神社に9時30分に到着し、午前10時からの祭典に間に合いました。
白山山頂(峰上)と本宮(現・白山比咩神社)の中間に位置していたことから、「中宮」と呼ばれています。
立派な手水舎があり、磐の間から白山伏流水が湧出しています。
境内には、可憐なカタクリの花が自生していました。
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