方向音痴。 | ポジティブにネガティブ

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時に明るく、時に凹む。
バツイチ三十路のそんな日常。
泣いても1日、笑っても1日。
だったら笑っていたい。
ネガティブだからこそ見えるポジティブの世界。

地図なんか読めなくても生きていけるよ!って思って生きてきた32年間。
でもそれって方向音痴な人に言われても説得力ないよね!って言われて気付いたよね。







確かに。







昔さー、友達の車でね、別の友達の家に行こうってなって。
何故か私が運転することになってさー、それはいいんだけど友達隣で爆睡してんの。
やべー、道わかんねぇ!って思って気付いたよね。







この車、カーナビ付いてんじゃん。






ラッキーって思って。
友達の家の住所入力してさー、アクセル全開行きましょhere we go♪っつって発進したわけ。







カーナビのお姉さんが100メートル先を右折ですとかなんとか言ってっからさー、オーケーオーケー任しときな!っつって右折したんだけどさー、どうやら1本早く曲がっちゃってたみたいでね。
でもカーナビのお姉さん、すげぇ親切なの。
次のルート出してくれてんの。
でさー、また100メートル先を左折とか言われたからさー、曲がったわけ。







1本早く。







何回かはね、新しいルート出してくれてた優しいカーナビのお姉さんだったけど、イライラしちゃったのかなー?わかんないけど、8回目の間違いぐらいのときに言われたよね。







「案内を、終了します」







ええええええ、ちょっと待って!
確かにすげぇ曲がったし、見事に全部間違ってたけど私、頑張ってたよ?
ほんと目的地が見えないどころか、スタート地点がすぐそこなのが自分でも不思議だけど、とりあえず私、すげぇ必死だったよ?
とかね、思った。
友達が起きて周りを見て一言。






「あれ?玲奈も寝てたの?そろそろ出発しなきゃ約束間に合わないよ?」
とか言ってたけど。







あれから10年。
未だに言われるよね。
「カーナビに切れられた女」







でさー、この前、友達から電話がかかってきたのよ。
「○○ちゃんの家に行くんだけど、どこだっけ?」みたいな。
私さー、こう見えて優しいからさ、教えてあげたよね。






「まっすぐ行って、大きい木のとこ左に曲がってまっすぐ行って、田中さんの家を右に曲がって、高橋さんの家を右に行ったら着くよ」







田中さんって誰だよ。って言われた。
ついでに、高橋さんって誰だよ。とも言われた。
誰って言われても私も知らない。
なんか表札に書いてたんだもん。
って言ったらさー、







もういいや。って電話切られたよね。







確かに目立つ家ではなかったけどさー、言われてみれば店の看板も沢山あったけどさー、なんでかわかんないけど私が覚えてたのが田中さんと高橋さんの家なんだから仕方ないじゃんねー。






覚える場所もおかしい、地図も読めない、「道なり」がわからない私でも楽しく生きてっから。







やっぱ、地図なんか読めなくても生きていけるよ!




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