※マンガは下方にあります
 
お久しぶりです。
更新が遅れて申し訳ございません。
 
しかし、また論文不正が報じられてしまいましたね。

この漫画も去年作成したものですが、まさか不正が起こるとは。
最悪の世代…
この漫画では某漫画を参考に、2000年頃以降のポスドク、先行きの不透明な彼らを
その様に表現しています。
2000年前後というのは、ポストゲノム時代の始まりというのもありますが、急速なPC、
インターネットの発展により、研究というものがガラッと変わってきた時代でもあります。
図書館に通い論文をコピーしていた時代から、ネットでPDFをダウンロードしたり、
OHPで写真のネガフィルムを映しだすプレゼンがパワポになったり、
方眼紙からエクセルになるなど、
ガラッと変わっていった時代でもあります。
やがて研究者はグラフやフィギュアを編集して、いかにデータが魅力的に見えるか思案するようになりました。
そして時には、それがいかに魅力的なデータを取得するかという考えよりも、大きなウェイトを占めているようにもみえました。
この様な時代背景があるのかは分かりませんが、論文不正というのも2000年以降から右肩上がりに増えているそうですね。
 
最悪の世代…
確かに我々は先行きの不透明な、微妙な世代かもしれません。
ですが、科学に従事している誇りだけは忘れてはいけないと思います。
不正というものは、貴方が好きであった科学に対する絶対的な背徳行為です。
しんどいことや思い通りにいかないこと、夢敗れたこともあるでしょう。
それでもね、ならぬことはならんのです。
そして、覚えておいてください。
貴方のしんどさも理解してくれる人々が必ずいます。
何ならこのブログにコメントくれれば、四コマのネタにしてみせましょう。
もっとも、これから描く予定の7人のポスドクの壮絶な末路を凌駕する哀愁があれば、、ですがね、、。
私の知る7人のポスドク…彼らは科学と真摯に向き合い、裏切ら なかった。
だからこそ、尊く、美しいのです。そして、そう生きるべきだと思います。
それがPh. D.の生きる道だと私は思います。
長々書きましたが、それよりも漫画描けよって話ですよね、、(笑)
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
富樫先生も連載再開したし、頑張るかぁ。
 
↓それでは続きをどうぞ↓

 

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キャリアパス12 の続き

 

 

 

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