『桐島』、映画館で2回観ちゃった。
何度観てもいいよ~!
美しい美しい映画だよ~!
最初観た時はエンドロールの曲がかかった瞬間に
ブワッって涙が出て「うわ、なんだこれ」と思ったんだけど、
2回目は「またあの子たちに会えるー!」っていう喜びで
すでに涙腺ゆるい状態だったから号泣でした。
保護者気分!
出演してる役者さんも、みんなすごくよかった。
サナちゃん役の子はあのヒール役をよく演じきったよなー。
可愛い子なのにあそこまでブスに見えるってすごい。
あと、前知識ゼロだったので、
最初は神木隆之介君が主演ってことすら知らなくて
「映画部の男の子、気持ち悪くて最高に可愛いな~」
とか思ってた。
日曜日のシーンは観ててムズムズしたし、
「たけちゃ~ん!」のとこではもう悶絶でした。
いたずらに私のBL心を煽るのはやめろ!
まさかハクや坊やマルクルがあんなことになっていたなんて…。
神木君、あの年で「演技うますぎて気持ち悪い」ってすごいことだな~。
前田とたけちゃんの
「カット!………オッケー」
「いやダメだろ!」
のくだりは絶対笑っちゃう。
野球部のキャプテンはもう出てきただけで笑っちゃうからずるい。
面白すぎる。
ラストの例のシーンが本当に綺麗で何度でも観たくなる。
あの異様なカタルシスはなんだ。
「頑張ってる人は美しい」ってすごくシンプルなことなのに、
なんでこんなに胸を打つんだろう。
ちなみに、もし高校時代の自分が『桐島』の世界にいたら…って考えてみたけど、
モブ以外に想像つかないわ。
「女バド部員その4」とかだわ。
↑高校時代
「なんか最近男バレ騒がしいなー…」とか思ってそうだし、
あの映画に出てくる誰とも関われずに3年間過ごすのは間違いない。
な、泣いてなんかないわよ!
原作も超キュンキュンするので未読の方は是非!
- 桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)/集英社
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朝井リョウさんの文章は、本当に素直で誠実で
今!これが書きたい!!ってエネルギーがビンビン伝わってくる。
読んでるだけでこっちのテンションもあがっちゃう。
ブラスバンド部の部長が、クラスの可愛い女子のぷるぷるの唇を見て、
サックスの練習しすぎでカサカサに内出血してる自分の唇に
コンプレックスを抱く場面があるんだけど、
いーーーの!!!
いいんだよそれで!!!
って部長の背中バーン!!ってしたくなる。
自分が10代の時にそんなことされたら
「おばさんってほんとにガサツでいやだな…」
って絶対思ったけど。
『桐島』を映画館で観れた現役の学生さんは羨ましいな~。
リアルタイムにあの映画を観て、
そして「よくわかんない」って思ったことすらもあとあと財産になりそうなので、
学生さんは是非観て頂きたいです。
もうヒットしてるし(ちなみに私は2回新宿で観て2回とも満員だった)
私がオススメするまでもないんですけど、
みんなで一緒に『桐島』語りしようぜ!