第44回 亀戸勝運晴れ晴れ句会 (2017年7月24日)
於:メール句会 投句者8名
各選句分 ○=並選 ◎=共鳴
★きれ隊長選
○日灼けせし子どもの増える銭湯(フロ)屋かな
※銭湯に夏始めから黒くなった子どもたちが増えていく。
夏の終りには、ほとんどの子達が真っ黒。それも海パン部は真っ白。
昭和の描写だね。
○若き街夜店ひやかす者もなし
※新しく造られた街、区画整理後等であろうか、何かのイベントで夏祭りを模する夜店も
出ているが、賑わいもなく、冷やかしたりする客もいない。夏に寒い句だね。
○目潰しを浴びせ掛けるや大西日
※眩しくて夏の日の強さを体感させる句ですね。
○ポニーテール花園神社夏の闇
※3段切れですが、場面が、映像が、テンポよく変わり追いかけていく。
てにおはが無いのがいい。花園神社というのが、明るくなくてディープ。
◎汗は目に涙は眼から落ちにけり
※私は高校球児だったのだが、三年間の夏と一回戦予選敗退の試合を想い出した。
以上