★今回の編集は長沼様のお手伝いを受けて、通常より早いアップとなりました。御礼申し上げます。事務局
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第44回 亀戸勝運晴れ晴れ句会 （2017年７月24日）
於：メール句会 投句者8名
全集計分 ○＝並選 ◎＝共鳴
六点句
少女さながら蜜豆にて解散 高橋喜和
◎小野小町共鳴〇むっちゃん、川村里香、鴻池貴光、伊豆丸選
五点句
ハイビスカス一日花の矜持あり 星杏
◎川村里香、竹場晶子共鳴〇長沼雅子選
目潰しを浴びせ掛けるや大西日 小林京子 ◎伊豆丸共鳴〇理香、高橋喜和、きれ隊長選
青柿の落ちて無念の色清し 長沼雅子 ◎星杏共鳴〇錆朱、田中飄庵、小林京子選
四点句
熱帯夜頭皮めくりて脳冷やす きれ隊長 ◎錆朱、飄庵共鳴
目について気紛れで買うトコロテン 田中飄庵 ◎喜和共鳴〇錆朱、貴光選
夏祭り太鼓の音の間の告白 きれ隊長
◎貴光共鳴〇むっちゃん、竹場晶子選
集落の存亡追うて夏祭り 喜和
〇飄庵、貴光、小野小街、雅子選
バイパスの延伸不調夏の草 鴻池貴光 〇飄庵、星杏、伊豆丸、喜和選
潮の香やプールへ行くと聞ゐたのに きれ隊長 〇錆朱、伊豆丸、京子、小野小街選
三点句
汗は目に涙は目から落ちにけり 京子 ◎きれ隊長共鳴〇竹場晶子選
暑気払い甘酒グビリ立ったまま 飄庵 ◎むっちゃん共鳴〇錆朱選
夏の月鉄路を進む探し猫 貴光 ◎京子共鳴〇星杏選
二点句
炎帝の恋の焔か敷島に 星杏 ◎雅子共鳴
日灼けせし子どもの増えて銭湯(フロ)屋かな 飄庵 〇きれ隊長、晶子選
天地慟哭もはや梅雨とは呼べずして 雅子 〇貴光、京子選
放流のダムより虹の立ちにけり 喜和 〇むっちゃん、川村里香選
セミに和す通底音や室外機 雅子 〇むっちゃん、伊豆丸選
若き街夜店冷やかす者もなし 喜和 〇星杏、きれ隊長選
ポニーテール花園神社夏の闇 貴光 〇星杏、きれ隊長選
上がり込む毒消し売りの背負籠 喜和 〇飄庵、雅子選
一点句
天仰ぐあの山河の出水なり 星杏 〇雅子選
水槽に目眩を覚ゆ金魚かな 京子 〇川村里香選
夏休み四五日だけの貧思想 飄庵 〇京子選
デジタル化せり蝉やまず耳の底 雅子 〇小野小街選
吊り忍下から見上げて昼寝入り きれ隊長 〇小野小街選
かき氷四十五年目の浮気 貴光 〇喜和選
一億の風鈴鳴りて無人街 貴光 〇竹場晶子選
甘酒や無農薬米自家糀 きれ隊長 〇喜和選
以上
