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友人と行く予定にしていた神社の延期から
数日後、母に会いにいきました。
やはり
脳出血後の電話のことは覚えていませんでした。
母は脳出血の後遺症で、
昔の記憶が虫食いのようにところどころ欠けていて
うる覚えの記憶をつなぎ合わせ
必死に思い出そうとして
私に子供の時のことをきいてきました。
そして、わかったこと。
母は
ずっと私に対する申し訳なさを抱え
生きてきたんだと、
元気な頃は言えなかった言葉、想いがあり
大事そうに数枚しかない子供の頃の写真を広げ
「あなたはわたしの娘なんだから…」
とつぶやいた母
「私、愛されていたんだ」
「私、甘えたかったんだ」
長い長い間
見て見ぬふりをしていた
母に対する想いが溢れてきました。
恨んでいなかったと言ったら
ウソになります。
もし、母が居たらと考えていたこともあります。
頭では
母が居なかったことで大人になれたこと
乗り越えられる試練しか現れない
頑張ってきたからこそ
今の私がある。
そんな事を考えて、折り合いをつけて
頭で無理やり納得させていたのかもしれない。
母の想いを肌で感じたとき
もう、いいよね…
ポロリと言葉がこぼれました。
辛かったこと、悲しかったこと、
理不尽なことなど
私の心の底にあった
グチャグチャに混ざりあった感情を
フッ と手放すことが出来ました。
もう、いいよね…苦笑
肩の力が抜けて
やっと
子供のまま、止まっていた時間が動きだしました。
延期してから3週間後、
友人と約束していた神社に行くことができました。
続きます。
3/19 心を開く 言の波
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