ナイスコンプレックスプロデュース#5
「12人の怒れる男」


東京・大阪全公演を無事に終えました。


このようなご時世にも関わらずご来場いただいたお客様、


応援してくださった皆さま、


誠に、誠にありがとうございました!!!


こちらでのご挨拶が遅くなり申し訳ありません。


大阪公演の千穐楽から早くも一週間が経ちました。


稽古開始から公演が終わるまでの一ヶ月半、その間の一週間一週間がいかに濃密だったかを実感しています。




東京のカーテンコールでもお話させていただいたんですが、東京公演が始まるまでの2週間、本当に色々なことが起こりました。


こんなに、色んな災難が降りかかりますか!?っていうくらい。


みんな稽古場では口には出してなかったけど、
これ公演中止になるんじゃないか、幕が開かないんじゃないかっていうことを常に全員が意識していたと思います。


キャストの変更、劇場の変更、日程の変更。。
一つ一つ対応に先頭に立ち、公演に漕ぎ着けてくれたキムラさんには感謝しかありません。


どんな状況でも投げ出さなかったキャストの皆さん、それを支えてくれたスタッフさん、メンバーのみんな、ありがとう!


なにより最後まで着いてきてくださったお客様、本当にありがとうございます!


「皆さまのおかげで舞台に立つことができる」


ということをこれほど強く実感した公演はありませんでした。




東京公演を皆さまの力で無事に終えてからも、大阪に向けて全く気が抜けない日々でした。


東京を終えて二週間、
座組からもお客様からも感染したという方はいませんでしたが、世間の感染者数は増加の一方。


稽古場入るときの検温が緊張の一瞬でした。


ここからのあと一週間、大阪公演に携わってくださった方々が無事に過ごされることを願うばかりです。




やると決まった舞台が中止になることがあるなんて、半年前は想像できませんでした。
何があっても幕は開くんだと教わってきました。


舞台に立つことができて、お客様がいる。今まではそれが当然だと思っていました。
当たり前のことが当たり前じゃない。
今回ひとまず千穐楽を予定通り迎えられたことは、ある種奇跡なんだと感じています。


劇場でお客様に来ていただいて、作品を時間を空間を共有できるということはとても幸せなことなんだと、
公演を経て今しみじみと感じる日々です。


この思いや今回経験したことを決して忘れずに!次に進んで行きたいと思います。


次にいつまた劇場にお目にかかれるか、まだわかりませんが。
ナイコンとしては来年もまた「12人の怒れる男」はやる予定です!やりたい気持ちは存分にあります!


また来年の夏は、あの暑い陪審員室でお会いしましょう!
その時はソーシャルディスタンスなし、透明マスクなしでお会いできることを祈っております!




今年のキャストも最高でした!


13人で共有する二時間、至高の時間でした!


ありがとうございました!!




陪審員8号役、濱仲 太