「第2四半期9月末まで稼働日5日もある、目標設定も低めに設定してある、何とか予算達成に向けてやれることはやってくれ!」と部長が檄を飛ばす。こんな経験した場合、どんな気持を憶えていますか?
私は若かりし頃、所属していた組織は4半期ごとに大きなイベントがあり、景気が悪い場合顧客の動員に苦労したことが今でも夢に出てくる。その夢はイベントを明日にひかえている前日、予定参加人数を報告するとき、ドヤされることをわかって苦痛の思いで電話に出るときのあの緊張場面である。
今日本で、200万社以上のうち赤字企業が8割強あると云われる中、社内が穏やかな会社ばかりではないと思われる。
個々人としてどうだろう。夢をまず持っているのか。あの彼女(彼氏)と結婚をしたいという夢、あの企業に就職したいという夢、経済的に豊かになりたいという夢は中高年以上にしてみればほとんどの人が諦めてしまっている現実があるのでは。
経済的に豊かになっていないと、友達と会って一杯やろう、食事を一緒に、ゴルフに誘うと思っていても月に何回かという限界がある。また今は健康だからいいけれど、寝たきりになってしまっては、車椅子になってしまっては、癌の病気にかかって場合の費用って300万円はかかるとかとか、不安が現代人は憶える。あるいは憶えてないように気を紛らわすことをする。今中高年以上の万引きが増えている背景には経済があると聞く。
中高年以上は夢を持てない。その姿を見て今の若い人は希望を持てない。ないないづくしである。
しかし工夫の仕方で、また情報の入手の仕方で夢は持てる現代でもあると思う。
夢の実現のゴールを私は低くする。すると夢実現の現実味がおびてくる。私だけかも知れないが、今幸せを掴むとは「夢実現の確信」を持つことが肝心であると思う。自分の道はゆっくりでも進めば楽しいと心底思える。今日1日終えてこのちょっと進んだと思える至福感が私にはあって大いなるものに感謝したい気持ちになれる。
結論
今に至福感を持てるコツは、目標を低くして着実に達成させることと、その目標は数値目標であるより行動目標にすることだと思う。たとえば1日10万円稼ぐではなく、電話を15人にするといった行動目標である。結果はどうであれ15名に電話した後は散歩も、好きなコーヒーを飲むのも、好きなバッハを聴くのも至福である。
お問い合わせはブログ内メッセージまで宜しくお願い申し上げます。
楽しい仕事を探すのではなく、今の仕事を楽しくする研修工房
ハマカワ・コンサルティング・アソシエイツ
浜川良介