先日
父の実家の山形に行った時のことなのですが
おチビさんは
初めての場所に緊張しつつも
畳の部屋をハイハイで動き回ったり
いろんな物で掴まり立ちをしたり
手に取ったり口に入れたり
慣れてくるとどんどん本性を出し
仏壇のそばに置いてある
果物やお菓子の箱の上に立ち上がろうとしたり
とにかく楽しそうに動き回っていました
しかし
何故か仏壇には近づきませんでした
そして
おチビさんが仏壇のそばをハイハイした時
父が「ほら、ぼーんて鳴らせ~」と言って
おりん(実家のはめっちゃ大きくてチーンじゃなくてぼーんて鳴るんです)を
ぼーんと鳴らしました
すると
おチビさんが急に私の方に戻り
ギューッとしがみついてきました
「ほら、ぼーんて鳴るよ~」
と言っておりんのそばに座らせようとしても
すぐにしがみついてきて離れません
だけど視線はなんとなく仏壇の方・・・
私はハッとして
「もしかして!
おじいちゃんおばあちゃんココにいるんじゃない!?」
と父に言いました
仏壇の座布団のそばに座らせようとしても
なぜかすぐ戻ってしがみついてくるおチビさん
人見知りの時の様な動き
そういえば
おチビさんでも簡単に手の届くところに
お線香やマッチ、おりん、紐がついた座布団などが置いてあるのに
一度も手を出していませんでした
きっとここに
ひい爺ちゃん、ひい婆ちゃんがいたんだね
父が幼い頃に亡くなった祖父
5人兄弟の末っ子長男だった父にとても優しかった祖母
何も見えない私にはわからないけど
なんとなく
"2人が今ここにいるのかな"と感じた時
なんとなく
父が嬉しそうに見えました
父は自分の父親の事なんて殆ど覚えていない
と言っていました
私が産まれた時には母方の祖父も亡くなっていたので
おじいちゃんという存在がいませんでした
だけどこうやって「あ、今いるのかな?」と感じれる様になって
(ぶっさんと知り合って、というのもあるけれど)
本当は昔からちゃんと近くにいてくれてたのかもしれないなぁと思いました