わたしのコンプレックス…

色々ある中でも
ひときわ強いのが
「髪質」
いわゆる
「天然パーマ」
と言われる髪の毛だ。



昔々…
確か、小学3年生だったか?
父に言われた言葉で
撃沈した記憶



「オマエ…
森昌子のタワシ頭と
おんなじやな」

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わたしから笑顔を奪うのには
このひと言で充分だった

髪を伸ばしたいと言っても
許してもらえず
泣く泣く刈り上げに
されていたのに…

悲しくて悲しくて
泣きだしてしまった。




次の日の朝から
鏡を見るのが嫌で嫌で…
学校にも行きたくなかった。


母の髪はサラサラストレート

…ってことは?

「オマエのDNAやないかいっ!」




それ以来、40数年
髪は、わたしにとって
コンプレックスになった。


その大嫌いな髪を

「いい髪ですね。」

と、褒めてくれながら
いつもピカピカに
仕上げてくれる人が…

行きつけの美容院のオーナー
公納(くのう)ちゃん♡

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彼女のお蔭で
わたしは少しずつ
自分の髪が好きになってきた。

今までは
その嫌いな髪を隠す様に
ひとつ結びにするか
夜会巻きにするか
のどちらかだった。


でも彼女が
褒めてくれるようになってから
自分の髪に
嫌っていたことを詫びながら
毎朝丁寧に
ブローするようになった。
そうしたら
そこそこ真っ直ぐに
風になびくようになってきた。

そして
プロの手にかかると
綺麗な天使の輪が出来る!

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自分を嫌うなんて…
なんて、もったいないことを
してたんだろう?

自分が自分を
好きにならないで
どうするんだっ!

自分でするブローは
憧れの
サラサラストレートには
まだまだ程遠いケドね
(笑)