4月初旬。
ボランティア仲間のところに、
犬の保護依頼が入った。

シェパードMix、オス、11才。





飼い主は、独り暮らしの老人。
室内飼育で、大切に、大切に飼われていた、、、というより、
お互いの存在が、心の支えであったんだろう。


名前は〔えいきち〕
身体は大きく、
イカツイ顔をしているけど、
躾をしっかりされていて、
トイレは、散歩に行くまで我慢。
無駄吠え一切なし。
どこを触っても怒らない。
お座り、お手、おかわり、待て!完璧!

飼い主が病気で亡くなり、取り残された
えいきちは、食べ物もなく、ガリガリに
なりながら、ただ、主人の帰りを静かに待って
いた。

遠方に住む身内が、えいきちに気付き、
数日は世話に通ったが、
これ以上は無理だと、保健所へ引き取り依頼。

ご近所の方が、それを知り、慌てて電話してきた。。。


シニアで、大型犬。
里親を探す条件としては、かなり厳しい。

だけど、この子が殺さても良い理由なんて
1つもない。

そして、えいきちは、保護された。

声帯を取られてるの?ってくらい、
静かで、じっと遠くを見ているえいきち。

自分の置かれた状況が分からず
帰らぬ主人を待ち続けているようだった。

そんな えいきちを見てるのが
辛かった。

うちでは外飼育になる為、病院で、あらゆる検査と、去勢手術を行った。

高齢犬なのに、検査は全く異常なし(^^)




さぁ!
無事に去勢も済んだし、
まずは、えいきちの心のケアをしなきゃ!

ということで、強力な助っ人がv(^-^)v

くり家の、実家合格

代々、犬を飼ってきてて、ここ数年は居ない。
大型犬の小屋が空いてる!

仕事から疲れて帰っても、毎日散歩に行ってくれる父。

我が子の様に話しかけ、可愛がる母。

毎日、えいきちとジョギングしてくれる姪っ子。

パートから帰った母と、宅配のヨーグルトを半分ずつ飲み、
散歩の後は父におやつをもらい、
皆から、えいちゃん、えいちゃん、と
可愛がられ、
えいきちは、少しずつ心を開いてくれた。




初めて えいちゃんが小さく声を出した時
「声が出た!声帯を取られてなかった」
と手を叩いて喜び、

段々笑顔を見せるようになった
えいちゃんが、愛しくてたまらなかった。


母には半端なく甘えるようになった
えいきち。




えいきちが、元気で生きててくれるだけで、
私たちは嬉しいよ!

えいきちの 余生が穏やかで、
不安や、恐怖とは無縁であるように、
くり家、全力で守ります!


時々ブログに登場すると思うので宜しくね🎵


飼い主の事情で、捨てられたり、処分されたりする犬猫は、信じられない数いる。。。

そして、まるで、ゴミの様に処分されていく。

助けたくても、追い付かない数、、、


お願いです。
最期までお世話ができないなら、
飼わないで下さい。

あなただけを慕って、
あなたを信じて
いつもあなたを待ち続けてる
小さな家族に
苦しみや、恐怖を与え、
その命を奪わないで下さい。

この子たちが、最高の笑顔を見せてくれるのは、あなたが、側にいてくれるからなんです。