とうとう12/14になってしまった


昨日の夕方に

仕事を早退させてもらい

あの子たちが収容されている保健所へと向かった



猟犬としてイノシシ狩りに使われていた子達

身体中あちこち傷だらけ


飼い主であった70代の男性が亡くなったあと
 
同じく70代の奥さんは世話が出来ず

同居なのか別居なのか分からないが
息子さんが犬たちをトラックに乗せて保健所へ連れてきたそうだ



連れてこられてすぐの時は
犬たちは大興奮していて吠えまくっていたそうだ



保健所職員は

体格も大きく、吠える声も大きなこの子達を見て
最初はびっくりした、と


が、犬たちはやがて落ち着き

大人しくなり

職員に甘えるようになった



若くて  小さめで  人なつこい子なら

センターの譲渡犬枠に残してもらえる可能性はある


が、、、、人懐っこいが

かなり大きくて 13〜14歳くらいと シニア枠


譲渡犬には残れない


しかし

なんとか助けられないか、と

保健所の職員は

本来、持ち込みの犬にはない(※迷子犬ではないから)【収容期限】を付けて、引き伸ばしてくれた

しかし、収容棟が少なく長く保管する事は不可能であり

次々と収容されてくる犬たちに居場所を押し出される



どの子も殺処分なんてさせたくない

そう思いながらも

助けられない犬たちが溢れてる中で


特に【飼い主持ち込み犬】として

飼い主が居るにも関わらず

殺す道を選ばれてしまった子達に関しては

特に、絶対に助けたいという思いが 強くなる


この子は、ハッピースマイルが引き出して
希望者に繋いでくれるえーんキラキラ


とても優しくて

私の手からも上手におやつを取ってくれた




この子達と一緒に もう1匹若くて 一回り小さめの子も
一緒に持ち込まれたが

その子は他の団体が手を挙げてくれているそうだ

そして

残るは一匹

元々の名前はタローというそうだ


黒の虎毛(ゴロー)と兄弟らしいが  

この子は足がかなり弱っている


きっと近い将来、後ろ足が弱って立てなくなるんじゃないか、、、という感じ


オヤツを欲しがる時は大きな声で吠えるが
それ以外は吠えずおとなしい




この子達のことをたくさんの方々がきにかけてくださって


お電話やメールなど問い合わせいただきました


すごく嬉しくて

有難かったですぐすん



繁殖屋崩壊の場合は
かなり手があがりますが


中型雑種犬となると希望者はグッと減り

そして、シニアともなると
 ほとんど希望者がいない状況です


そんな中で、数件、手を挙げて下さった方も居ました


1件は、犬の介護の経験は無いが、介護をやりたくて
資格をとったという方

話してみるとほんとに優しくて
環境的にもよかった

しかし、1歳のお子さんがいて、、、

タローは白内障で視力が薄く
目の前に来るものを食べ物と勘違いして食べようとする


老犬と言えども顎は強い

噛み付いたら離さないケースも多い

万が一、、、1歳の子供さんの柔らかな指を
ジャーキーと勘違いして噛み付いたら、、、、

1歳の子供は、側に行くなと言っても
まだ分かる年齢では無い


そう考えると危険すぎて、、、

犬も人も悲しい事になりかねないと思う譲渡は
私はしたくない


シニアでも優しい性格の子を引き取ることを勧めさせてもらった




もう1件は、うちから中型MIX犬を  2匹を続けて

迎えてくれた、里親の冨田さん


「あの子たちを なんとか生かしたい

囲いのある庭は広く

元々多頭飼育だったから

もう1匹くらい大丈夫だと思」う、と



しかし、冨田さんには仕事があり
主にお世話をしてくれるのは高齢のお母さん

そして うちから迎えてくれた子もオス(去勢済)


人には従順なタローだが

元々猟犬として使われてきた子

他の犬に対してどういう反応をするのか全く
分からない


もしも喧嘩になったら、、、

そこを考えると

可哀想という思いだけで 突っ走ると
大変なことになりかねない


期限は迫り焦りが大きかったが


【目の前の犬さえ処分を免れればいい】のでは、決してない


本来、センターから自宅に保護をして、

犬の性格を様子を見て

医療行為をして

様々なパターンから犬の反応を見て

その子にはどんな環境が合うのかを考える

それから里親募集をかけて

トライアル期間を設けて、もしあわなければ
またこちらに戻して募集をかける


そういう流れが

今回は  全く出来ない




保健所から引き出して

そのまま   全責任をしっかりと
持ってくれる方への譲渡

それが、条件。。。


私たちが普段は取らないやり方ではある


だけど、タローたちの命を繋ぐために

これが今の私にできる事


本来は明日15日(金)が処分日だった



3匹中2匹が行き先が決まり

あと1匹   タローだけになり
                                                                                                                                                                                                             

なんとか、処分を来週まで延ばして貰えないかと
センター所長に頼み込んだところ


少しでも命が繋がる可能性があるなら、、、と

センターも来週までの期間延長を承諾してくれたえーんキラキラ


今までは、引き出すことが決まっていない子に関しては

一切、期間延長は認めて貰えなかった


でも、、、、本当は

みんな、、、何とか助けたい思いがあり

今回
その思いが 集まって

タローたちが生きる明日を繋いでくれた




タイムリミット

12/21(木)  

センターの処分機稼働日は  毎週  金曜日



14歳 シニアです 

いつ認知症を発症してもおかしくありません


フィラリアはマイナス


オヤツ、喜んで食べます

食べてる時に他の犬が近くに来たら威嚇します
 
恐らく群れのリーダーだったんでしょう
他の子達はタローに歯向かいません




後ろ足が弱く

ヨロヨロ歩く感じです

猟犬として使われてきた子です
もしかしたら、他の動物を獲物として見てしまうかもしれません   




人を信じて疑わない子です


一緒に持ち込まれた他の犬たちは
行き先が決まりました


   


タローも



生きてセンターから出してやりたい





  注)センターや保健所へ、タローたちに関しての電話は
絶対に  しないでください

ボランティアが介入できなくなり
犬猫を助けられなくなります

何か質問がありましたら
下記問い合わせ先へお願いします




はぴねす  ケータイ
08053748606


はぴねすアドレス

happiness_rescue@yahoo.co.jp