私の住んでる地域の保健所に収容された子





触ろうとすると歯を剥き出し唸り

怒って口が出そうに




それは、、、、


お腹の腫瘍が自壊してグチャグチャになり

その壮絶な痛みから全てを拒否してしまってたからだろう


2023年11月14日   保健所より保護




11月21日     乳腺腫瘍摘出手術、
鼠径ヘルニア処置術







無事に手術を終え

1週間の入院を経て  帰ってきたみやちゃん





術後の傷の痛みより

自壊した腫瘍の激痛がとれたことで

足取りも軽くなり





食欲も旺盛になり






いつも私を見あげて




座ると駆け寄り





ベッタリとくっついて


甘えてくれるようになった


その姿が

とても愛しくて






おそらく余命長くないだろう この子に

ゆっくりと過ごせるお家を探してあげたいな、、と

思った
 


保護した時、絶望の目をしていたこの子が





はしゃぐ姿




膝にのって離れなかったり




いろんな表情を見せてくれるようになった みやちゃんが

愛しくてハートハートハートハート


術後の傷も順調に治り


12/11

抜糸が済んだタイミングで








預りを エダママ宅へバトンタッチ



犬多すぎで うるさ過ぎる うちより

のんびり過ごせるエダママ宅の方が

みやちゃんに合ってると思った




さっそくお風呂にも入れてもらって


お布団でぐっすり眠った




小さないちごハウスに無理やり入って

エダママを笑わせたり



おやつにもらった焼き芋の美味しさにハマって

毎日おねだりしたりおねがい





ガンがリンパ節に転移してることなど

忘れるくらいイキイキとしていた



12/28   

「みやちゃんの後ろ足がおかしい、、、」と

エダママからラインが。。。





明らかに後ろ足が機能していない


麻痺か。。。。。


しかし、本人はご飯も食べるし、足をひきずりながらもシートにトイレに行く、と。。。


年末年始は仕事が忙しく

病院も休みだった為、年明けて病院へ





 もう、全く立ち上がることも出来なくなっていた



抱き上げようとすると噛み付くので

カラーを装着



きっと、触られるのが痛いんだろう、、、と




検査をしたところ




ガンの骨転移の可能性あり



神経に触っていて麻痺が出ているのだろう


そして、にも転移が見られた


もう


手の施しようがない、、、、、と





「余命、どれくらいですか?」との問に


「まだ肺の腫瘍は小さいので

半年持てばいいほうでしょう

ただ、骨転移の痛みが壮絶なので

その痛みを取ってあげることを最優先して

緩和ケアに入りましょう」と、、、、、




どんなに痛くても

「痛い!どうにかして!!!」と叫ぶことも出来ない


痛み止めの薬を飲ませながら


何とか、食べれるものを与えて行くしかない


オシッコは垂れ流しになるけど

オムツをしようと触ると

激痛が走り、噛み付こうとする


とにかく身体に触ることを極度に嫌がった


それだけ、痛みが強いんだろうね、、、悲しい

エダママと話していて

その痛みだけでもとってあげたかった

お腹の腫瘍が腸を圧迫していて、うんちも出にくくなっていた


しかし

摘便する為に抑える箇所が
ちょうど骨転移している場所で

少し触っただけでも激痛に耐えられないのに

抑えるなんてできない




なので、下剤を処方してもらい

便を出しやすくしてやることにした




ペットシーツの取り替えの時に
身体を持ち上げるのも

みやちゃんにとっては苦痛で仕方ないようだった



「濡れたシーツを、みやちゃんに痛みを与えずとる方法を考えたよ〜おねがい」と、

エダママよりラインがきた


数枚重ねたシーツの上に寝かせていて


そのシーツを1枚ずつ取っていく

そうすると  
みやちゃんに激痛を与えずに
シーツを取り替えてあげられるんだ😍と、
喜んでるエダママ






可愛いねぇ〜、と

(体は痛がるので)
頭や顔を撫で続けるエダママに

甘えるみやちゃん



痛み止めを飲ませるために

焼き芋や、お肉など、

とにかく食べさせて体力つけさせようと

食べてくれるものを

毎日準備してくれた





1/14

段々、食欲がおちてきて

食べれなくなってきた




きっと、痛みが酷すぎて

食べれなくなったんだろう、、、、


エダママは

これなら食べてくれるのでは?と思うものを

あれこれ準備して何とか食べさせようとした


痛み止めも飲ませたかった


大好きだった鶏肉も焼き芋も食べず


牛肉は少し食べてくれたー!!!!と

数日間は
牛肉と一緒に薬も何とか飲ませていた



しかし

もう、、、、飲み薬じゃ抑えられない痛みになってきてる様だった


そろそろ
麻薬のシールに切り替えるか、、、、



そうなると3日に1度の通院が必要となる


それなら、病院に近い弥生さん宅に移すべきか、、、

などと話し合いをしていた


その日の夕方に 

「いま、、、みやちゃんの呼吸がとまりました」と、、、


エダママから連絡が、、、、

 



今朝も牛肉を少し食べてくれて

水を飲まないから注射器で飲ませて

ずっと寝てて

今、水を飲ませようと身体を撫でながら

なんか呼吸がおかしい?!と  見たら

息が止まっていた、、、、と



余命半年だと言われてから

わずか  10日間で、、、、、



みやちゃんは 


眠ったまま


そのまま


永遠の眠りにつきました






「私がいる時を選んで逝ってくれたんだね、、、


         みやちゃん


         看取らせてくれて、ありがとう、、、」


エダママは言った





1/19   PM5: 08    永眠


1/20       13:00     火葬



保護してから2ヶ月と1週間





みやちゃんは天に還りました



保健所に収容され、飼い主が迎えにこないまま期限が切れて


ガス室で

苦しめて苦しめて 殺されるくらいなら

いっそのこと うちで、、、、と

その思いで引きだした


でも

手術を頑張ってイキイキと輝き出したみやちゃんにも

家族をみつけてあげたかった





どれだけ痛かっただろう

骨と皮になり捨てられて彷徨い

どれだけ 不安だっただろう






この子を捨てた飼い主よ


あんたの目の前で

この子が死んでいくのを見ずにすんで

あんたは、さぞ  せいせいしただろうね


この子は最後まで

人を真っ直ぐ見つめて信じてくれた





生命が燃え尽きるまで

一生懸命生きてくれた



みやちゃん

 


いっぱい  いっぱい


頑張ったね


安らかに。。。。



例えどんなに、可愛いがられて育っても

突然捨てられて命を奪われる事もある



知らない場所で   知らない人達に囲まれて

最後を迎える子もいる



壮絶な犬生を生き抜いてきても

愛してくれる家族と出会えて

 守られて

最後のその時を迎える子もいる



保護犬として最後を迎えた みやちゃん


あなたの犬生の終わりはどうだったんだろう、、、、


命の終わりへと近づく不安を少しでも取り除けただろうか、、、、





みやちゃん




安らかに。。。

バイバイ。。。