2022.08.09
朝倉郡 多頭飼育崩壊現場より
ガリガリに痩せ細り
酷い餓死寸前の中型犬
ゴミと汚物の山の家の中から
地域の民生員の藤さんの協力で外に連れ出せた子
見てしまった以上は置いて帰れず、、、
緊急なヘルプに
古田さんが預りを承諾してくれて
連れて帰ることが出来た
汚物の山の屋敷から出たことがなかったハチ
毎日、ゴミとウンコの上にばら撒かれる餌は
他の犬たちに取られてしまい
食べることができなかったんだろう
とにかく太らせよう、と
古田さん宅にて朝昼晩の3回のご飯
それも、あっという間に
完食した
毎日飢えなくていい安心感から
覇気の無かった目が
日に日に
イキイキとしてきた
数ヵ月後には
「ちょっと太過ぎじゃない？！
ご飯、やり過ぎでしょ！
ダイエットさせなきゃ！！！！」
って、今度は逆に 痩せさせなきゃ！！！と
古田さんを注意するほど
まん丸体型となったハチ
その後
預かり先をモコママが協力してくれて
弱ってきた後ろ足を鍛えるために
毎日
散歩に連れて行ってくれて
犬らしい日々を過ごしていた
ハチにも家族を見つけようね〜
って
ってハチとの毎日の様子を 教えてくれてたモコママ
しかし、ハチが認知症のようになり昼夜逆転し
毎日の夜泣きが始まる
モコママは献身的にハチに寄り添ってくれてたが
同じ頃、ご家族の入院が続き
ハチの介護と家族の看病にモコママが倒れるかもと、心配で
と、心配で預りをチェンジした
再度、古田さん宅に戻り
その後、TAMAさん宅へと移動
その頃には、ハチの足はかなり弱ってて
立ち上がることも出来なくなってた
食べさせても
どんどん痩せていき
頭が持ち上がらず
いつも垂れてる状態
自力で立ち上がれないから
うんちをした後、下半身を引きずり
その上で立ち上がろうともがくから
毎日、何度もうんこまみれになった
すごい量のうんちをするから
床も壁も布団もハチ本人も、一日何度も
うんこまみれになる
冬だし毎日お風呂にも入れられないから
オムツをはかせることに
寝てる時間が長いと、褥瘡になるから、と
TAMAさん、老犬ホームにハチと訪問し
介護のコツを伝授してもらいに
そこで
昼夜逆転は治らない
でも、昼間起きてる時間を長くすると
夜少しでも寝てくれるかも、と
車椅子を貸してくれた
褥瘡防止にもなるし、オムツ替えもずいぶん楽になった、とTAMAさん
ご飯を食べさせるのも、ハチを抱えて器を持っていってたのが、こうして食べさせられる
車椅子に乗せてても
そのまんま寝てしまうハチ
トイレも、食事も
介護が必要だけど
しっかりご飯を食べてくれるハチ
もしかしたら
この子の余生をうちでと声をかけてくれる方がいるかも！！！と
と声をかけてくれる方がいるかも！！！とご縁を繋ぐことを諦めてなかった
ハチの夜鳴きが続き
TAMAさん寝られない日が続きキツイだろうに
夜中に こうして起こされても
ハチを、愛しいといってくれた
シニアが好きだと言う人は居ても
もう介護しかないハチを迎えたいと言ってくれる人がいるだろうか、、、、
そう思いながらも
でも、もしかしたら、、、、と希望は捨てなかった
しかし
ハチは日に日に弱っていき
口元まで持っていけば
ガツガツたくさん食べれていたのが
あまり食べれなくなり
飲み込みも悪くなったから
流動食を与えてみたけど、イマイチ飲み込まないんよ、、、とTAMAさんからLINEをもらった
なんでだろう、、、
あんなに食べてたのに、、、
A/d缶なら食べれるかなぁ？などと
話してた最中に
突然TAMAさんが
「クリちゃん。
ハチが
死んだ」
って、、、、、
あまりに突然の事で
私もTAMAさんも信じられなくて
ハチは声もあげず
もがいたりもせず
ベッドに横になって
そのままの状態で
呼吸が止まってた
眠ってるだけのような
穏やかな顔
2024.1.25 am 1:07 永眠
1.26 はぴねす保護っ子たちの眠る霊園にて火葬
保護して約1年と半年
ハチ
幸せな家庭犬としてのご縁を繋げられず
ごめんね
でも、ハチのために
たくさんの方が力になってくれた
ありがとう
心から感謝します
いまだに私もTAMAさんも
ハチが亡くなったことが信じられないよ。。。
ハチ
安らかに。。。